企業の業務効率化を担うツールとして、RPA(Robotic Process Automation)が注目されています。
RPAとは、バックオフィスにおけるホワイトカラー業務をソフトウェア型のロボットが代行するツールのことです。
業務が効率化し、社員の生産性向上や人件費削減といったメリットが期待できます。
この記事では、RPAの開発・普及を行う「RPAホールディングス株式会社」と「株式会社MICHIRU」のツールを徹底比較し、それぞれのRPAに最適なのはどのようなユーザーなのかを解説していきます。
RPAホールディングス株式会社とは?
RPAホールディングス株式会社は、2000年創業のRPAカンパニーグループです。
RPAホールディングス創業時は大企業向けの新規事業コンサルティングに特化していましたが、2008年にロボットアウトソーシングを行うビズロボ事業部を設立し、RPAツール「BizRobo!」の提供を開始しました。
2023年現在、RPAホールディングスには5つのグループ会社があります。
RPAホールディングスといえば「BizRobo!」
RPAホールディングス株式会社の「BizRobo!」は国内最大級の導入実績を持ち、2023年現在は主に以下の3つのRPAツールを提供しています。
- BizRobo! Basic:国内実績No.1のベーシックなサーバ型RPA
- BizRobo! Lite:同時実行数に応じた課金体系で導入しやすいサーバ型RPA
- BizRobo! mini:あらゆる規模の企業向けでスモールスタートに最適なクライアント型RPA
株式会社MICHIRUとは?
株式会社MICHIRUは、業務改善ツール「MICHIRU RPA」を開発・提供する2018年創業の会社です。
自然言語処理やエンタープライズシステム開発などの経験を持つエンジニアが所属し、自社開発ソリューションの普及を行っています。
業務改善ツールの決定版「MICHIRU RPA」
MICHIRU RPAは、以下のような作業の自動化を行います。
- 取引情報の管理:メールから取引先情報を読み取り、管理ファイルに保存
- システム連携:システムからシステムへの情報転記や操作
- ネット検索を利用した情報収集:キーワード指定で文字や画像データを収集
パソコンを使った定型作業をセッティングすれば、あとは実行するだけで作業が自動化されます。
これまで何時間もかけていた事務作業がわずかな作業で完了するうえ、ロボットによる作業のため人的ミスもありません。
RPAホールディングス「BizRobo!」とMICHIRU「MICHIRU RPA」を徹底比較
「BizRobo!」と「MICHIRU RPA」には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、両者を徹底比較し、それぞれの特徴や強みをご紹介します。
比較項目 |
「BizRobo!」
|
「MICHIRU RPA」
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---|---|---|
料金プラン | 年間費用/720万円 (BizRobo! Basic)、 120〜180万円 (BizRobo! Lite)、 90万円 (BizRobo! mini) |
初期費用/10万円、 月額費用/5万円 (タスク作成数・ タスク稼働数 に制限なし) |
RPA製品 ラインナップ数 |
3つ(BizRobo! Basic、 BizRobo! Lite、 BizRobo! mini) |
1つ(MICHIRU RPA) |
特徴 | 1ライセンスに 無数の デジタルレイバーを 稼働できる、 100業務以上の 作業代行が可能、 インターフェースが 全画面表示される (BizRobo! Basic) |
Windows上の 全アプリを自動操作、 1ライセンス月額5万円で 複数端末利用可能。 簡単操作でプログラマ 以外でも シナリオ作成可能 |
強み | 国内実績No.1の RPAノウハウ、 業務に合わせた ソフトウェアの 組み合わせが可能、 機械学習機能 (ISA)の搭載により 対象システムを 問わず利用可能 |
自社開発・国産ツール ならではの細やかさ、 ランニングコストが 他社ツールの半分以下 |
サポート体制 | 構築運用 ナレッジベース・ 構築研修用 ウェブサイト・ テクニカルサポート (BizRobo!広場)・ BizRobo! ユーザー会などで 情報共有 |
ユーザー担当者が自動操作セットを 作成できるよう ヒアリングから伴走型サポート、 基本操作から 実践的なスキルまで 学べるセミナーの開催 (1ヶ月の トライアルライセンス 付き)、 ユーザーフォーラムで 情報共有 |
実績・評判 | RPA事業15年以上、 国内2,300社以上の 導入実績 |
「圧倒的な 分かりやすさ」 「コストパフォーマンスが高い」 と評判 |
それでは、「BizRobo!」と「MICHIRU RPA」はそれぞれどんな事業会社に最適かを確認してみましょう。
「BizRobo!」が最適な法人・個人事業主
RPAホールディングスの「BizRobo!」導入に最適な法人・個人事業主は以下のとおりです。
- 比較的事業規模が大きめな法人の方
- 複数の製品ラインナップから自社に最適なツールを選びたい方
- あらゆる業務の代行を求める方
RPAホールディングスの「BizRobo!」は、事業規模が大きく大量にさまざまな業務を扱う法人に特におすすめです。
「MICHIRU RPA」が最適な法人・個人事業主
MICHIRUの「MICHIRU RPA」導入に最適な法人・個人事業主は以下のとおりです。
- 情報システム部門を持たない中小企業の方
- できる限り導入コストやランニングコストを抑えたい方
- コストパフォーマンスが高いツールをお探しの方
- 操作性に優れたツールをお探しの方
MICHIRUのRPAツール「MICHIRU RPA」は、なるべく費用を抑えて導入したい中小企業にファンの多いデスクトップ型RPAツールです。
PCで行える操作を全て自動化できるデスクトップ型でありながら、月々の費用は業界最安級の5万円におさえられており、この価格は業界最安級といえます。
初めてのRPA導入でお悩みの方は、まずはMICHIRUにご相談ください。
記事まとめ
この記事ではRPAホールディングス株式会社の「BizRobo!」と株式会社MICHIRUの「MICHIRU RPA」について比較しながら解説しました。
RPAのリーディングカンパニーとして実績豊富なRPAホールディングスの製品も魅力がありますが、ランニングコストを考えると導入を足踏みしてしまう企業が多いかもしれません。
業規模が大きめな法人様はRPAホールディングス株式会社の「BizRobo!」、中小企業など費用をなるべく抑えてのRPA導入したい法人様は「MICHIRU RPA」が最適と言えそうです。
この記事が、自社に最適なRPA選びの参考になれば幸いです。