【MICHIRU RPA 小技集】数日後や月末などの日付を取得する

MICHIRU RPA には日付の取得ができる機能がいくつかありますが、以下のような関数を使用すると、本日の日付や数日後の日付、月末の日付といった、さまざまな日付を取得することができます。

本日の日付の取得Date
現在の日時の取得Now
現在の時刻の取得Time
日付の加算・減算Dateを使用した加算減算
DateAdd(加算減算したい単位,加算減算する数値,基準日)
曜日の取得WeekdayName

取得した日付を保存するためのデータ保存先をあらかじめご用意ください。

本日の日付や日時を取得したい

本日の日付の取得は「Date」、現在の日時の取得は「Now」を使用します。

本日の日付
  • 操作から「関数/スクリプト」「日付取得」を選択する。
  • 対象日付欄に「Date」と入力する。
  • 日付形式のプルダウンメニューから使用したい日付形式を選択する。
  • 保存先プルダウンメニューをクリックし、保存先を選択する。

実行後、データ保存先「本日の日付」に指定した形式で今日の日付が保存されます。

現在の日時
  • 操作から「関数/スクリプト」「日付取得」を選択する。
  • 対象日付欄に「Now」と入力する。
  • 日付形式のプルダウンメニューから「直接指定」を選択する。
  • 指定式欄に日時形式を入力する。例:yyyy年mm月dd日 hh時mm分ss秒
  • 保存先プルダウンメニューをクリックし、保存先を選択する。

実行後、データ保存先「現在の日時」に指定した形式で現在の日時が保存されます。

昨日の日付、明日の日付、数日前、数日後の日付を取得したい

日付の加算・減算は「Date ± 加算減算したい日数」または「DateAdd(加算減算したい単位,加算減算する数値,基準日)」を使用します。

Date は本日を基準とした日数計算に使用します。DateAdd は基準日からの年単位、月単位といったさまざまな計算が可能で、()内の各項目は次のように指定します。

加算減算したい単位年の加算減算をしたい場合:”yyyy”
月の加算減算をしたい場合:”m”
日の加算減算をしたい場合:”d”
加算減算する数値過去をマイナス、未来をプラスとして指定します。
基準日算出する基準となる日を指定します。
本日の日付を自動取得して使用する場合:Date
基準日が決まっている場合:”2024/01/01″ 等
DateAdd の設定値

以下は、DateAdd を使用した日付取得の設定例です。

本日から3年後DateAdd(“yyyy”,3 ,Date)
本日から4か月前DateAdd(“m”,-4,Date)
2024年1月15日の30日後DateAdd(“d”,30,”2024/01/15″)
DateAddを使用した例
昨日の日付
  • 操作から「関数/スクリプト」「日付取得」を選択する。
  • 対象日付欄に「DateAdd(“d”,-1,Date)」と入力する。
  • 日付形式のプルダウンメニューから使用したい日付形式を選択する。
  • 保存先プルダウンメニューをクリックし、保存先を選択する。

実行後、データ保存先「昨日の日付」に指定した形式で昨日の日付が保存されます。

明日の日付
  • 操作から「関数/スクリプト」「日付取得」を選択する。
  • 対象日付欄に「Date + 1」と入力する。
  • 日付形式のプルダウンメニューから使用したい日付形式を選択する。
  • 保存先プルダウンメニューをクリックし、保存先を選択する。

実行後、データ保存先「明日の日付」に指定した形式で明日の日付が保存されます。

今月初日の日付を取得したい

  • 操作から「関数/スクリプト」「日付取得」を選択する。
  • 対象日付欄に「Date」と入力する。
  • 日付形式のプルダウンメニューから「直接指定」を選択する。
  • 指定式欄に日時形式を入力する。例:yyyy/mm/01
  • 保存先プルダウンメニューをクリックし、保存先を選択する。

実行後、データ保存先「今月初日の日付」に指定した形式で今月初日の日付が保存されます。

末日(今月末日、先月末日、翌月末日)の日付を取得したい

末日の日付は月によって異なるため、翌月初日から1日戻る方法で算出します。

例:今月末日を求める場合 → 翌月初日を求め、1日戻る
  先月末日を求める場合 → 今月初日を求め、1日戻る
  翌月末日を求める場合 → 翌々月初日を求め、1日戻る

今月末日の日付

まずは翌月初日の日付を求めます。

  1. 操作から「関数/スクリプト」「日付取得」を選択する。
  2. 対象日付欄に「DateAdd(“m”,1,Date)」を入力する。
  3. 日付形式のプルダウンメニューから「直接指定」を選択する。
  4. 指定式欄に、表示したい日付形式で入力する。日の部分は「01」と入力する。
  5. 保存先プルダウンメニューをクリックし、保存先を選択する(ここでは「翌月初日の日付」に保存)。

次に、新しい操作を作成し、今月末日の日付を求めます(翌月初日の日付から1日戻る)。

  1. 操作から「関数/スクリプト」「日付取得」を選択する。
  2. 対象日付欄に「DateAdd(“d”,-1,[@翌月初日の日付])」を入力する。
  3. 日付形式のプルダウンメニューから使用したい日付形式を選択する。
  4. 保存先プルダウンメニューをクリックし、保存先を選択する。

実行後、データ保存先「今月末日の日付」に指定した形式で今月末日の日付が保存されます。

先月末日の日付

まずは今月初日の日付を求めます。

  1. 操作から「関数/スクリプト」「日付取得」を選択する。
  2. 対象日付欄に「Date」を入力する。
  3. 日付形式のプルダウンメニューから「直接指定」を選択する。
  4. 指定式欄に、表示したい日付形式で入力する。日の部分は「01」と入力する。
  5. 保存先プルダウンメニューをクリックし、保存先を選択する(ここでは「今月初日の日付」に保存)。

次に、新しい操作を作成し、先月末日の日付を求めます(今月初日の日付から1日戻る)。

  1. 操作から「関数/スクリプト」「日付取得」を選択する。
  2. 対象日付欄に「DateAdd(“d”,-1,[@今月初日の日付])」を入力する。
  3. 日付形式のプルダウンメニューから使用したい日付形式を選択する。
  4. 保存先プルダウンメニューをクリックし、保存先を選択する。

実行後、データ保存先「先月末日の日付」に指定した形式で先月末日の日付が保存されます。

翌月末日の日付

まずは翌々月初日の日付を求めます。

  1. 操作から「関数/スクリプト」「日付取得」を選択する。
  2. 対象日付欄に「DateAdd(“m”,2,Date)」を入力する。
  3. 日付形式のプルダウンメニューから「直接指定」を選択する。
  4. 指定式欄に、表示したい日付形式で入力する。日の部分は「01」と入力する。
  5. 保存先プルダウンメニューをクリックし、保存先を選択する(ここでは「翌々月初日の日付」に保存)。

次に、新しい操作を作成し、翌月末日の日付を求めます(翌々月初日の日付から1日戻る)。

  1. 操作から「関数/スクリプト」「日付取得」を選択する。
  2. 対象日付欄に「DateAdd(“d”,-1,[@翌々月初日の日付])」を入力する。
  3. 日付形式のプルダウンメニューから使用したい日付形式を選択する。
  4. 保存先プルダウンメニューをクリックし、保存先を選択する。

実行後、データ保存先「翌月末日の日付」に指定した形式で翌月末日の日付が保存されます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次