近年、各企業では、働き方改革・人材不足・DX推進の流れを背景に、業務効率化の手段として「RPA(Robotic Process Automation)」の導入が急速に進んでいます。
従来のRPAツールは、オンプレミス型が中心だったので、導入や運用にコストと手間がかかっていたため、懸念されていました。
しかし、AUTORO(オートロ)は、クラウド型で提供されるため、インストール作業やサーバー管理が不要で、迅速かつ低コストで利用を開始できるので、昨今注目されています。
本記事では、AUTORO(オートロ)が対応している連携ツールや、業務活用事例などを解説しながら、国産RPAツールとして注目されている「MICHIRU RPA」と、導入価格・サポート体制を比較していきます。
AUTORO(オートロ)とは
AUTORO(オートロ)とは、オートロ 株式会社が提供している「クラウド型のRPA」で、サーバーや専用端末を用意することなく、パソコン業務を自動化できるツールです。
特に、AUTORO(オートロ)は、WindowsのみならずMacでも利用できたり、インターネット経由で操作できるため、リモートワークや外出先で困りません。
また、AUTORO(オートロ)は、各種システムやアプリとのAPI連携にも対応しているので、ワークフローを柔軟に拡張できます。
そのため、AUTORO(オートロ)では、ノーコードとクラウド型の特長を活かして、低コストかつ短期間で全社展開への拡張が可能です。
MICHIRU RPAとは
MICHIRU RPAとは、株式会社 MICHIRUが提供している「デスクトップ型のRPA」で、Windows上のあらゆるソフトを横断して、パソコン作業を自動化するツールです。
MICHIRU RPAは、プログラミング知識不要で、マウスやキーボード操作を画面録画することによって、シナリオを作成できるため、RPA初心者でも短期間で自動化できます。
ライセンスは、フローティングライセンスを採用しており、1ライセンスにつき同時編集5台・同時実行1台まで利用可能なので、チームで共用したり複数端末での運用にも対応可能です。
そのため、MICHIRU RPAは、スモールスタートから全社展開まで、段階的な自動化に向いています。
AUTOROとMICHIRU RPAの導入価格(料金)を比較
AUTOROとMICHIRU RPAは、月額50,000円から利用できますが、サポート体制や機能面で違いがあります。
例えば、AUTOROは、利用アカウント数やロボット起動時間が異なる「3つの料金プラン」を提示していますが、販売代理店によって利用料が変動する場合があるため、注意が必要です。
一方で、MICHIRU RPAは、個別のリモートサポートあり or なしで月額料金が異なる「2つのプラン」を提供しています。
また、契約期間は、1ヶ月ごとの自動更新(契約月は日割り対応可能)なので、RPA初心者でも安心して利用することが可能です。
初期費用 | 月額料金 | 契約期間 | |
---|---|---|---|
AUTORO Lite |
要問い合わせ | 50,000円 | 要問い合わせ |
AUTORO Standard |
要問い合わせ | 100,000円 | 要問い合わせ |
AUTORO Pro |
要問い合わせ | 200,000円 | 要問い合わせ |
MICHIRU RPA シンプルプラン |
100,000円 | 50,000円 | 1ヶ月ごと |
MICHIRU RPA アシストプラン |
100,000円 | 100,000円 | 1ヶ月ごと |
AUTOROとMICHIRU RPAのサポート体制を比較
AUTOROとMICHIRU RPAのサポート体制は、自走型と伴走型で全く異なるので、導入後のRPA定着に大きく関わってきます。
AUTOROのサポート体制は、サポートサイトに「使い方ガイド」や「よくあるご質問(FAQ)」を整備し、自走型の構築を図っているため、個別伴走型サポートがありません。
※個別の質問に対する回答は別途有償
一方で、MICHIRU RPAは、個別伴走型の運用サポートが大きな特徴で、週1回 / 最大4回までのリモートサポート・オンライン操作勉強会・シナリオ作成代行など、実践的な支援を行いながら、運用定着までしっかりサポートしています。
そのため、MICHIRU RPAは、エンジニアがいない中小企業や、自動化に不安があるRPA初心者に人気です。
AUTORO | MICHIRU RPA | |
---|---|---|
メール / チャット / サポート窓口 | ⚪︎ | ⚪︎ |
個別のリモートサポート | 要問い合わせ | ⚪︎ ※アシストプランのみ |
Webセミナー / 操作勉強会 | ⚪︎ | ⚪︎ |
自動化業務の選定 | △ | ⚪︎ |
サポートサイト / 操作ガイド(動画) | ⚪︎ | ⚪︎ |
対応言語 | 日本語 | 日本語 / 英語 |
機能のバージョンアップ | 要問い合わせ | ⚪︎ |
お役立ち情報の配信 | 要問い合わせ | ⚪︎ |
シナリオの作成代行 | ⚪︎ ※追加オプション |
⚪︎ ※追加オプション |
遠隔保守 | 要問い合わせ | ⚪︎ ※追加オプション |
AUTOROとMICHIRU RPAの無料トライアルを比較
AUTOROとMICHIRU RPAの無料トライアルは、利用期間や期間中のサポート体制が異なるため、申し込み前に確認しておく必要があります。
AUTOROは、無料トライアル期間を2週間提供しており、クレジットカードの入力も不要なので、気軽に申し込むことが可能です。
一方で、MICHIRU RPAは、1ヶ月間という長めの無料トライアルを提供しており、ただ試すだけではなく、1つの業務をトライアル期間中に必ず自動化できます。
また、MICHIRU RPAの無料トライアルでは、利用機能に制限がなく、自動化した業務を本導入した際に引き継ぐことも可能なので、導入効果を早期に実感できるのも特徴です。
トライアル期間中のサポート体制については、メール / チャットでの質疑応答・90分間の操作勉強会・45分×4回分のリモートサポート付きとなります。
トライアル期間 | 申し込み先 | |
---|---|---|
AUTORO | 2週間 | こちら |
MICHIRU RPA | 1ヶ月間 | こちら |
AUTOROの強み(連携ツール)
AUTOROは、複数のSaaS・業務システムとの連携を標準搭載しており、Slack・kintone・Salesforce・Google Sheets・freee・Notion・LINE WORKSなどに対応しています。
そのため、AUTOROの強みは、既存ツールとスムーズに連携できるところと、自動化の範囲を広げやすい点です。
また、AUTOROは、APIとGUIの両方を自動化できるため、APIが用意されている環境では高速かつ安定した連携で、APIがない場合はブラウザ操作で対応可能です。
加えて、AUTOROでは、連携設定(コネクション)の登録や管理が直感的に行えるユーザーインターフェース(UI)を備えており、認証や接続状況の確認も簡単に行えます。
AUTOROの使い方
AUTOROは、視覚的で分かりやすい操作を標榜しているため、ドラッグ&ドロップによって、自動化したい業務を直感的に作成できます。
例えば、AUTOROでは、対象URLを指定してブラウザを開くことにより、自動化したい業務を簡単に明示できるので、迷うことなくシナリオを構築することが可能です。
さらに、ロボット実行後には、画面上でログを確認できるため、エラー発生時には即レス対応の「チャットサポート」で素早く解決できます。
AUTOROができること(特徴)
AUTOROの主な特徴は、視覚的でわかりやすい操作性・豊富な連携ツール・多様なロボット起動方法・環境を選ばず実行可能・即レスのサポート体制です。
- 視覚的でわかりやすい操作性・・・繰り返し業務を誰でも簡単に自動化
- 豊富な連携ツール・・・各種SaaS・クラウドサービスとシームレスに接続
- 多様なロボット起動方法・・・定期実行だけでなく様々なタイミングでロボット起動可
- 環境を選ばず実行可能・・・どんな環境でもロボットが動作できる汎用性を担保
- 即レスのサポート体制・・・チャットサポートが標準搭載
AUTOROは、視覚性・連携力・柔軟性・環境適応力・サポート体制という5つの柱で、業務を自動化する基盤を構築しています。
AUTOROの導入事例(口コミ / 評判)
AUTROには、コンサルティング・製造販売・美容・医療・Webサービスなど、多彩な業種への導入事例があります。
導入を検討する企業にとっては、具体的な数字や活用シーンを知ることで、導入後の変化や成果をイメージすることができます。
導入企業からの声
- 多くの業務を自動化(社内全体で活用)→5年の月日を経て月に750時間の削減(5人分)
- ミスできない繰り返し業務を自動化→院内・患者様とのコミュニケーション増加
- 月に800件以上の新規・既存反社チェックを自動化→月40時間以上の作業を6時間未満に削減
- 月数百件以上のリード作成作業を自動化→月100時間ほどの工数削減
- 問い合わせへのサンクスメールを自動化→対応遅延を削減
- 年3,000件の反社チェックを自動化→0.5人分の工数を削減
AUTOROについてまとめ
本記事では、AUTOROが対応している連携ツールや、導入事例などを解説しながら、国産RPAツールとして注目されている「MICHIRU RPA」と、導入価格・サポート体制を比較しました。
RPAには、3つの種類「クラウド型」「デスクトップ型」「サーバー型」があり、それぞれ特徴が異なるため、本導入後のミスマッチを防ぐためにも、無料トライアルの利用をおすすめします。
RPA(AUTORO)の導入を検討する際は、無料トライアルを活用しながら、他ツールと比較してみてはいかがでしょうか?

MICHIRU RPAのトライアル
- リモートサポート付
- 1ヶ月間無料
- トライアルから本導入まで完全サポート
- 日本語と英語に対応
- 1ライセンスで同時編集5台 / 同時実行1台の権限を付与