RPAが自動化できる業務とは?導入を検討する際のおすすめツールもご紹介!

RPAで自動化できる業務事例について詳しく解説!

RPAが自動化できる業務とは?導入を検討する際のおすすめツールもご紹介!

近年、労働環境の改善や、働き方改革を行う企業が増えたため、業務自動化を実現する「RPAツール」が注目されています。

この記事では、RPAで自動化できる業務と自動化できない業務・RPAを活用した業務事例などを、詳しく解説していきます。

記事の後半では、業務を自動化できる「おすすめのRPAツール」もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

RPAで自動化できる業務

RPAで自動化できる業務

RPAは、業務が発生するタイミング(毎日、毎週、月末など)や、業務フロー・手順が決まっている定常・定型業務(ルーティンワーク)を自動化することができます。

そこで、RPAが、どんな業務の自動化に向いているのか知っておくことで、自動化対象業務・ツールの選定、ロボット開発といった導入フェーズが効率よく進みます。

ここでは、RPAの導入に向いている「定常業務」と「定型業務」について解説します。

定常業務

定常業務は、日次で送付しているレポートや、月次で報告している会議資料など、決まったタイミングで発生している業務を指し、RPAの自動化に向いています。

なぜなら、RPAは、24時間365日稼働可能なので、あらかじめスケジュールを設定しておくと、作業タイミングを見落とすことなく、業務を進められるからです。

また、定常業務は、手順が明確なことも多く、誰でもスムーズに業務を進められるため、業務内容をRPAに置き換えやすいという特徴もあります。

定型業務

定型業務は、誰が作業しても同じ結果になるように、手順やルールが明確に定められているため、RPAの自動化に向いています。

なぜなら、RPAは、人がパソコン上で行う「ファイルを開く」「実行ボタンを押す」といった作業を、シナリオとして登録することにより、何度実行しても同じ結果を得ることができるからです。

さらに、RPAは、データ量の多い業務も得意としているため、システムから大量のデータをダウンロードし、各ファイルに転記するといったことも自動化できます。

その結果、人であれば、疲れや慣れから発生させてしまうヒューマンエラーを削減し、品質を維持したままスピーディーに自動化することが可能です。

RPAで自動化できない業務

RPAで自動化できない業務

RPAは、業務効率化を実現し、企業が抱えている課題を解決するツールですが、自動化できない業務も存在します。

ここからは、RPAで自動化できない業務について、詳しく解説していきます。

判断力を伴う業務

RPAは、手順やフローが決まっている業務を自動化するのは得意ですが、正否を判定しなければならない業務や、顧客の状況に合わせた企画提案など、状況に合わせて判断が必要となる業務を自動化できません。

もし、判断を含む業務を自動化したい場合は、判断が必要となる箇所までを自動化したり、業務の手順を変更することが必須です。

感情を理解する作業

RPAは、感情労働と呼ばれるような、コミュニケーションが中心となる業務(顧客からの問い合わせやクレーム対応)を自動化することができません。

一方、AIの進化によって、発展した感情認識技術を活用することにより、顧客の感情に応じたメッセージを送信するなど、感情を理解する業務に関しても自動化する流れがあります。

AI技術の進化は、今まで対応できなかった業務も自動化できるので、人がよりクリエイティブな作業に注力できます。

柔軟な対応を求める業務

RPAは、ルーティンワークのように、あらかじめ手順が定まっている業務の自動化は可能ですが、顧客の状況によって対応が変わるカスタマーサポートや、定型文ではないチャットサポートには向いていません。

他にも、RPAは、タスクの進捗状況や外部環境などの変化により、柔軟な対応が必要になる業務(プロジェクトマネジメントなど)への自動化が難しいです。

ルール(手順)が変わりやすい業務

RPAは、ルール(手順)が決まっていれば自動化できますが、頻繁にルールや仕様が変わる業務の自動化には向いていません。

なぜなら、作業フローに変更があった場合は、RPAに設定しているプロセスも改善する必要があるため、ルール(手順)が変わる度に、修正しなければならないからです。

変更頻度が高い場合は、メンテナンスに工数がかかり、修正作業のたびに仕事が一時ストップするので、業務品質の低下にも繋がります。

結果、RPAを使わずに作業した方が早いという不満も発生するので、ルール(手順)が変わりやすい業務は避けておくと良いです。

RPAで自動化できる業務事例

RPAで自動化できる業務事例

ここまでは、RPAで自動化できる業務と自動化できない業務について、詳しく解説してきました。

ここからは、RPAで自動化できる業務事例を、部門別にご紹介していきます。

人事 勤怠管理・通知 / 労務管理 / 人事考課の集計・資料作成 / 給与計算 / 採用者情報の管理 / 人事通達などの自動通知 / 入退社手続きの簡略化 / 休暇申請など各種申請書処理
経理 請求書の作成・発行業務 / 経費精算 / 資産管理タイミングの通知(減価償却など) / 入金確認・消込管理 / 買掛・支払い管理 / 交通費申請対応
総務 備品の発注業務 / 在庫管理業務 / メール配信による全社連絡 / 反社システムのチェック / 報告書などの書類作成 / 社内イベントのスケジュール調整 / 定常的に実施している事務作業全般
営業 問い合わせ対応 / 見積書の作成 / 販売状況の通知 / 営業レポートの作成 / CRM・SFAシステムへ営業数値のデータ更新 / フォローアップメールの送信 / ファイルダウンロード
マーケティング 競合他社の価格調査 / 口コミ・評価の収集 / 広告運用レポートの作成 / 見込み顧客へのメールマーケティング / ソーシャルメディアモニタリング
IT データ入力や移行 / インシデント管理 / レポート作成 / システムの稼働監視 / 差分確認などのテスト

RPAで自動化ができない業務事例

RPAで自動化ができない業務事例

ここでは、RPAで自動化できる業務事例を、部門別にご紹介してきました。

ここからは、RPAで自動化できない業務事例について、具体的に解説していきます。

判断力を伴う業務 部下などの人事評価 / 経営戦略の検討・決定 / リスク管理 / コンプライアンス事案の対応
感情を理解する業務 クレーム処理など顧客対応業務 / 人事考課後のフィードバック・フォローアップ面談 / 医療現場の患者ケア / チームマネジメント
柔軟な対応を求める業務 プロジェクト管理 / 営業活動 / 例外対応が必要なトラブル処理 / 面接時のヒアリング作業
ルール(手順)が
変わりやすい業務
一時的なトレンドで発生した業務 / 法改正などの影響を受ける業務 / 市場の動向やニーズによって方針が変わる業務 / フォーマットが頻繁に変わるシステムを介した作業

業務を自動化できるおすすめRPAツール

業務を自動化できるおすすめRPAツール

ここまでは、RPAで自動化できない業務事例を、具体的に解説してきました。

ここからは、業務を自動化できる「おすすめRPAツール」について、月額・無料サポート体制の有無・トライアル期間などを比較しながら、ご紹介していきます。

MICHIRU RPA

MICHIRU RPA
画像出典:業務を自動化するRPAツール【MICHIRU RPA】

MICHIRU RPAは、月額5万円・最低利用期間1ヶ月から利用できるため、コストパフォーマンスの良いRPAツールで、導入事例が1,000社を突破しています。

また、MICHIRU RPAは、プログラミングの知識がなくても操作可能で、パソコン上で稼働する多くのアプリケーションを自動化することができます。

自動化の設定は、画面録画することで簡単に行えるため、クリックやパスワード入力といった操作を、普段通りに行うだけで自動化のシナリオを作成できます。

月額 無料のサポート体制 トライアル期間
50,000円 メール / チャット 1ヶ月間

MICHIRU RPAはこちら

RoboTANGO

RoboTANGO
画像出典:RPAツールなら低価格で簡単に作れるRoboTANGO(ロボタンゴ)【公式】

RoboTANGOは、月額5万円と低コスト・録画機能でRPAロボット作成できる簡単設計であるため、知識がない方でも簡単にRPAを作成・運用することが可能です。

導入実績は、中小企業で600社以上あり、豊富な経験から、RPAに関する活用方法の提案・導入後の自動化レクチャーまで、一貫したサポート体制が準備されています。

月額 無料のサポート体制 トライアル期間
50,000円 要問い合わせ 3週間

AUTORO

AUTORO
画像出典:クラウド型RPA「AUTORO(オートロ)」

AUTOROは、クラウド型と呼ばれるRPAツールで、Web上の作業を自動化することが得意です。

特徴は、プログラミングに関する知識が不要で、ツール自体がユーザーに優しい設計となっており、誰でも簡単に使い始められます。

また、料金プランは、1人での利用におすすめの「Lite」プラン・部署単位など小規模な導入におすすめの「Standard」プラン・組織全体など大規模な導入におすすめの「Pro」プランと、豊富に提供されています。

他にも、サポート専任者が、チャット・メール・オンラインMTGで、自動化に関する手厚いサポートをしてくれる「サポートプラン」もあるため、はじめてRPAを導入する場合でも、安心して利用を開始できます。

月額 無料のサポート体制 トライアル期間
50,000円 要問い合わせ 2週間

WinActor

WinActor
画像出典:WinActor/純国産RPAツール

WinActorは、NTTグループが研究・開発した純国産のRPAツールで、日本企業の働き方に合うように、研究を重ねて開発されたツールです。

また、ツールの表記やマニュアルなどは、日本語に対応していたり、業務コンサルから導入支援、シナリオ作成支援と、さまざまなサポートが準備されています。

今では、金融業から物流・小売業と、幅広い分野(8,000社を超える)で導入されているのが特徴です。

年間 無料のサポート体制 トライアル期間
要問い合わせ なし 30日間

BizRobo!

BizRobo!
画像出典:継続率99%のRPAツール BizRobo!

BizRobo!は、ITの知識がなくても、視覚的に開発できる設計なので「クリックする」や「ファイルを開く」といった機能が、あらかじめ搭載されています。

また、自動化については、普段通りの業務を行うだけで、ロボットを開発することが可能で、ユーザーの問題を解決するナレッジサイトや、学習環境の提供といったサポート体制も充実しています。

サポート体制は、日本国内であれば、各拠点からオフラインでの支援も提供していたり、導入規模に合わせて「BizRobo! mini」「BizRobo! Lite」「BizRobo! Basic」といったプランがあるため、自社のニーズに合わせて選定できます。

年間 無料のサポート体制 トライアル期間
60万円 要問い合わせ 1ヶ月間

まとめ

まとめ

本記事では、RPAで自動化できる業務と自動化できない業務について、詳しく解説してきました。

業務の自動化を検討する際は、RPAで自動化できる業務事例を参考にしながら、トライアル期間も利用してみては、いかがでしょうか?

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