【具体例あり】RPAでできることとは?できないこととまとめて解説!

RPAで自動化「できること」と「できないこと」を一覧でご紹介!

【具体例あり】RPAでできることとは?できないこととまとめて解説!

RPAは、定型業務を自動化するツールとして注目されていますが、自動化「できること」と「できないこと」があるため、正しく理解しておかないと、導入効果を得られないことがあります。

本記事では、RPAで業務を自動化できること」と「できないこと」について、具体例を交えながら、詳しくご紹介していきます。

RPAの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

RPAでできること・RPAでできないこと一覧

RPAでできること・RPAでできないこと一覧

ここでは、RPAで自動化「できること」と「できないこと」の一部を簡単にまとめました。

RPAで自動化できること RPAで自動化でできないこと
データ入力 判断が必要な業務
請求書の発行 感情労働
勤怠情報の集計 臨機応変な対応が必要な業務
メールの送信 ルールが曖昧な作業
レポートの作成 パソコン以外の物理的な作業
Webサイトからの情報収集 クリエイティブ業務(企画・デザインなど)
ファイルの整理・移動 人との交渉
取引先リストの更新・転記 現場作業や紙ベースの処理
顧客情報の登録・更新

RPAでできることの具体例

RPAでできることの具体例

RPAは、定型業務を自動化できるため、作業時間を大幅に削減し、人的ミスの防止や業務品質を向上することが可能です。

しかし、RPAには、できることとできないことがあるため、ツールを導入する前に、特性を理解しておく必要があります。

ここからは、RPAで「できることの具体例」について、詳しくご紹介していきます。

できること1:競合他社の価格調査

競合他社の価格調査は、RPAができることの一つで、指定したECサイトや比較サイトから、商品名・価格・在庫状況などを自動で取得します。

人が行う価格調査は、時間と労力がかかる一方、見間違いなどの人的ミスもありました。

しかし、RPAは、24時間稼働できるため、情報収集の頻度と網羅性が飛躍的に向上するので、最新の市場価格をリアルタイムで把握し、戦略的な価格設定が可能になります。

できること2:口コミの収集

口コミの収集は、RPAができることの一つで、指定したサイトから商品名・評価・コメントなどを定期的に抽出し、一覧にすることが可能です。

また、RPAは、キーワードや評価点を自動で分類することも可能なので、ネガティブな意見への迅速な対応ができます。

RPAによる口コミの収集は、業務効率化だけでなく、顧客満足度の可視化や、ブランド評価の改善にも繋がります。

  • レビューサイト
  • SNS
  • ECサイト

できること3:レポートの作成

レポートの作成は、RPAができることの一つで、Excel・社内システム・Webツールなどからデータを取得し、指定フォーマットに沿って、レポートを作成することが可能です。

また、RPAは、スケジュールに基づいて、自動で定期的にレポートを作成・送信できるので、報告業務の抜け漏れ防止にも役立ちます。

レポートの自動作成は、業務効率化と共にレポートの精度を向上し、働き方改革の推進にも繋がります。

  • 売上報告書
  • 在庫レポート
  • アクセス解析

できること4:勤怠管理(集計)

勤怠管理(集計)は、RPAができることの一つで、勤怠システムやタイムカードから自動でデータを収集し、給与計算や人事評価のレポートを正確かつ迅速に作成します。

また、RPAは、集計したデータを所定のフォーマットに整理して、自動送信することも可能なので、バックオフィス業務の負担を大幅に軽減します。

  • 従業員の出退勤データ
  • 休暇情報
  • 残業時間

できること5:在庫管理

在庫管理は、RPAができることの一つで、倉庫や販売管理システムからデータを取得し、リアルタイムで在庫数を把握・集計することが可能です。

また、RPAは、在庫が一定数を下回った際に、自動で発注処理を行ったり、関係部署にアラート通知を送信することもできます。

RPAによる在庫管理は、適切な在庫量を維持できるため、機会損失の防止やコスト削減にも直結し、業務全体の効率化を推進します。

できること6:顧客情報の登録

顧客情報の登録は、RPAができることの一つで、Webフォーム・メール・Excelなどから顧客データを自動で抽出し、指定されたフォーマットで正確に登録することが可能です。

さらに、RPAは、登録完了の通知や、データの重複チェックにも対応しているので、業務品質の向上にも繋がります。

RPAの活用は、入力漏れや誤登録を削減するだけではなく、処理スピードが大幅に向上するため、人的リソースをより重要な業務に集中できます。

できること7:請求書の発行

請求書の発行は、RPAができることの一つで、売上データや取引情報を、基幹システムなどから自動で取得し、指定されたテンプレートに基づいて請求書を作成します。

さらに、RPAは、一連のプロセス(請求書のPDF化・メール送付・請求書データの保管・管理まで)を自動化することも可能です。

RPAの導入は、業務スピードと精度が向上するだけではなく、請求漏れや二重請求といったトラブルの防止にも繋がります。

できること8:入金消込

入金消込は、RPAができることの一つで、銀行口座の入金データを自動で取得し、会計システムやERPと連携して、照合処理を行うことが可能です。

また、RPAは、入金差異の抽出や、報告書の作成もできるので、経理担当者の業務負担を大幅に削減します。

入金消込の自動化は、日常業務の効率化だけではなく、月次・年次決算業務の短略化にも貢献します。

できること9:問い合わせ対応

問い合わせ対応は、RPAができることの一つで、問い合わせ内容を自動で取得・分類したり、CRMやFAQシステムと連携して、過去の対応履歴を参照した処理もできます。

また、定型的な問い合わせには、テンプレートを用いて、自動返信することも可能です。

RPAは、問い合わせ担当者への通知や、エスカレーション(引き継ぎ)も自動化できるので、業務フローがスムーズに行えます。

できること10:メール配信

メール配信は、RPAができることの一つで、指定のタイミングで、特定の顧客や部署宛に、テンプレートに沿ったメールを送信することが可能です。

また、RPAは、送信先リストの抽出をはじめとし、本文の入力・ファイル添付・送信後の記録保存も行えます。

各企業では、人的ミスの防止と業務効率化を実現するだけではなく、配信ログの管理なども自動処理できるため、アフターフォローの強化にも繋がります。

  • 社内外への定期連絡
  • キャンペーンの案内
  • 請求書の送付

できること11:データ入力

データ入力は、RPAができることの一つで、Webフォームなどから取得したデータを自動で抽出し、所定のフォーマットに従って、正確かつ迅速に入力(登録)することが可能です。

そのため、RPAの活用は、作業時間を大幅に削減するだけでなく、入力ミスや入力漏れも最小限に抑えられます。

  • 顧客情報
  • 売上データ
  • 受発注情報

できること12:労務管理

労務管理は、RPAができることの一つで、各種申請情報の取得・社内システムへのデータ登録・行政書類の作成などを自動化します。

また、RPAは、定期的なチェック作業・リマインドメールの送信・帳票出力も自動化できるため、正確かつ迅速な処理が可能です。

  • 社会保険の手続き
  • 入退社の処理
  • 有給休暇の管理
  • 勤怠情報との連携

できること13:リストの転記

リストの転記は、RPAができることの一つで、特定の条件に基づいてリストを読み取り、必要な項目だけを抽出して、別のファイルや業務システムに転記することが可能です。

また、RPAは、複数のファイルをまたぐ集計や、特定フォーマットへの変換処理もできるため、業務スピードの向上と人的ミスを削減します。

  • Excel
  • CSVファイル
  • 社内システムのデータ

できること14:システム登録

システム登録は、RPAができることの一つで、Excel・CSV・メールなどから取得したデータを、正確に登録することが可能です。

RPAは、複数の部署で、異なるシステムに転記する場合でも、定められたルール(業務フロー)があれば、一括で処理できます。

また、RPAは、登録完了後の確認メールや、ログの保存といった後処理も行えるので、作業の透明性と信頼性が向上します。

  • 新規顧客情報
  • 商品データ
  • 契約内容

RPAでできないことの具体例

RPAでできないことの具体例

ここまでは、RPAで「できることの具体例」を解説してきました。

RPAは、定型業務を自動化し、業務効率化やコスト削減に大きな効果をもたらしますが、すべての業務を自動化できるわけではありません。

ここからは、RPAで「できないことの具体例」について、詳しくご紹介していきます。

できないこと1:ルールを設定できない業務

RPAは、事前に設定した手順に従って作業を行うので、ルールを設定できない業務には対応できません。

そのため、RPAの導入を検討する際は、ルール化できる業務かを見極める必要があります。

  • カスタマーサポート
  • クリエイティブな業務
  • 審査業務
  • 日毎に変わる業務
  • 経営判断

できないこと2:人の判断が必要な業務

RPAは、ルール化できる業務の自動化は可能ですが、人の判断が必要な業務には対応できません。

なぜなら、RPAは、あらかじめ設定された条件に従って業務を行うため、感情・価値観・総合的な判断が難しいからです。

RPAのメリットを最大化するには、適用範囲と限界を正しく理解する必要があります。

  • 顧客の要望に応じた提案
  • 採用面接での適性評価
  • 契約条件の交渉
  • マーケティング施策の選定

できないこと3:パソコン以外の業務

RPAは、パソコン上で行っている定型業務の自動化のみに対応しており、パソコン以外の業務には対応できません。

なぜなら、RPAは、ソフトウェアロボットなので、Windowsやブラウザ上でのクリック操作、データの転記・集計などを得意としているからです。

そのため、RPAを効果的に活用するには、自動化する業務が「パソコン上で完結している」必要があります。

  • 製品の検品や梱包
  • 書類の郵送
  • 会議室の準備

まとめ

まとめ

本記事では、RPAで「自動化できること」と「自動化できないこと」を、詳しく解説してきました。

RPAは、パソコン業務を自動化できますが、人の判断を求める業務や、パソコン以外の業務には適していません。

RPAの導入を検討する際は、本記事を参考にしながら「自動化できること」と「自動化できないこと」を理解した上で、自社に適したツールを検討してみてはいかがでしょうか?

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