RPA(Robotic Process Automation)を導入すると、工数のかかっている定型作業が自動化できるため「業務効率化や生産性向上」「コスト削減」など、さまざまな効果が期待できます。
中でもクラウド型のRPAは、インターネット上の作業を自動化することが得意なため「kintone」や「GoogleDrive」といったSaaSを使用している業務の効率化に効果的です。
今回の記事では、そんなクラウド型の製品の中から「厳選したおすすめのRPAツール」を挙げて、導入するメリットやデメリットなどを比較しながら解説します。
また、記事の後半では、おすすめのRPAツールも紹介していますので、最後までご覧いただければ幸いです。
【製品比較】おすすめのクラウド型RPAツール
市場にリリースされているクラウド型のRPAツールの中から5つを厳選し、費用や自動化できる業務などを比較しながら解説します。
比較 |
Coopel
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batton
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AUTORO
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クラウドBOT
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Biztex cobit
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比較① 初期費用 | エントリー:0円/ スタンダード:10万円/ アドバンスト:20万円 |
要問い合わせ | 要問い合わせ | 0円 | 要問い合わせ |
比較② 月額費用 | エントリー:1万2千800円/ スタンダード:5万円/ アドバンスト:10万円 |
14万8千円 | 基本プラン:5万円~ | シングルオフィス:3千円/ マルチオフィス:6千円/ マルチオフィス30:1万2千円/ マルチオフィス80:2万4千円/ システムリンケージ:4万8千円 |
要問い合わせ |
比較③ 無料トライアル期間 | 30日間 | 要問い合わせ | 2週間 | BOT実行可能時間:30分/月 | 要問い合わせ |
比較④ 自動化できる業務 | 伝票チェックなどの電子ファイル管理/ 採用活動などの労働勤怠管理 など |
勤怠管理システムから必要データをダウンロード/ 商品在庫を確認し、不足分を自動発注 など |
売上集計などEXサイト業務の自動化/ 反社チェックの自動化 など |
新規商品の複数サイト登録業務/ システムのフォーム系機能の死活監視 など |
店舗のPOSデータ集計とデータ格納/ 営業が使用する訪問リストの作成 など |
クラウド型RPAを導入するメリット
クラウド型のRPAを導入するメリットについて、主なものを4つ挙げて解説します。
RPAと同時に作業ができる
RPAツールの種類によっては、自動化を実行した際に「パソコン上」で作業が開始されてしまうため、自動化作業の実行中はパソコンが占有されてしまいます。
しかし、クラウド型RPAであれば自動化作業が「インターネット上」で実行されるため、パソコンを占有することがありません。
そのため、PRAを実行しているときでも、他の業務を実施することができ生産的です。
場所を選ばずにアクセスできる
クラウド型のRPAは、インターネット環境さえあれば「どこからでもアクセスできる」といった柔軟性の高いツールです。
自宅や移動中だったとしても、自動化業務の実行や開発が可能なため、働き方改革である「柔軟な働き方の推進」などにも取り組みやすくなります。
現場にいなくてもインターネット経由で対応できるため、組織の生産性を飛躍的に高めることが可能です。
特定の端末やOSに依存していない
オンプレミス型のRPAツールの場合、CPU性能やメモリの空き容量など「推奨される性能の条件」があるため、基準を満たしていないパソコン端末だと使用することができません。
それに比較して、クラウド型RPAはインターネット経由でサービスを利用するという仕様上、特定の端末やOSに依存しません。
そのため、Windowsパソコンやスマートフォンなど、さまざまな端末で利用することが可能です。
ベンダーに保守・運用をお任せ
クラウド型RPAツールの場合「バージョンアップ」や「バグへの対処」といった保守・運用の対応はベンダー(販売元)が実施します。
そのため、導入した企業側はそういった保守・運用に人件費をかけなくて良いため、コストパフォーマンスよくRPAツールを活用することが可能です。
クラウド型RPAのデメリットやリスク
一方で、クラウド型RPAを導入する際には、デメリットやリスクも存在します。
あらかじめ、比較するべき項目として対応方法などを検討しておきましょう。
Webブラウザなどのクラウド上での作業に限定
クラウド型のPRAを使用した自動化は「Webブラウザ上での作業」に限定されるため、Excelなどのデスクトップアプリケーションを使った作業は自動化できません。
そのため、導入を検討する際は、自動化したい業務が「Web上で完結するのか」それとも「デスクトップ上で実施する業務なのか」といった点を比較しながら検討しましょう。
障害やセキュリティ面でのリスク
クラウド型のRPAツールは、インターネット環境に依存したシステムのため、障害などでネット環境が不安定になった場合、自動化のエラーや遅延といった業務影響が発生してしまう可能性があります。
また、クラウド型RPAの性質上、データ漏洩や不正アクセスといったセキュリティリスクもゼロではないため、サービスを比較する際は、自社のセキュリティルールに準拠しているかなど、厳しい目でチェックするようにしましょう。
リスクが少ないRPA運用をしたいならデスクトップ型もおすすめ
今回の記事では、クラウド型RPAを導入する際のメリット・デメリットや、おすすめのRPAツールについて解説しました。
クラウド型のRPAは、パソコンを占有しない特性や、インターネット環境さえあれば活用できるという柔軟性があるため、効果的に企業の生産性を向上できる素晴らしいツールです。
しかし、一方では「セキュリティ対応」や「障害リスク」といった、あらかじめ考慮しておくべき項目もあるため、比較する際には注意が必要です。
そういったリスクを減らしたRPA運用を進めたいなら「デスクトップ型」のRPAツールもおすすめです。
デスクトップ型とは?
デスクトップ型のRPAツールとは、インターネット上ではなく「パソコン上」で稼働するタイプのRPAで、他のソフトウェアと同様にパソコンにインストールすることで手軽に導入できます。
クラウド型のRPAと比較すると、Excelなどのローカルアプリケーションを含んだ業務も自動化が可能なため、幅広くPRAを適用できます。
テスクトップ型なら「MICHIRU」のRPAがおすすめ
出典:株式会社 MICHIRU
デスクトップ型RPAの中でも『MICHIRU RPA』は、専門的なプログラミングの知識は不要で、どなたでも使いやすいように操作画面が設計されています。
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