RPAツールを導入する企業が年々増えてきています。その背景には人材不足を補うためや、業務改善を行い、働き方の見直しの目的があります。
しかし、何も調べずにRPAを導入してしまうと、業務にうまく活用できず、RPAのメリットが得られません。
今回は、RPAを導入する際に大きなポイントとなる導入費用について紹介したいと思います。
高いコストを理由に、RPAツールの導入を検討中の方のお役に立てれば幸いです。
必要なコストとはなにか？
そもそもRPAツールを導入するには、一体どのようなコストがかかるのでしょうか。
RPAツールの活用に必要となる、主な導入費用を解説します。
初期導入費用
初期導入費用とは、RPAを導入する際、最初にかかる費用で、導入時の1度だけかかります。
この費用の内訳は、RPAツールの導入コンサルティング料金等が含まれます。
また、初期導入費用が無料の場合もありますが、RPA導入が大規模になる場合は、初期導入費用も膨らみます。
また、こちらの導入費用には、自社で用意する必要があり、RPAが操作する専用のパソコン台も含まれます。
RPA導入が大規模であれば、複数端末が必要であったり、社内でRPA自動化を完結したい場合であれば、新たにサーバーを構築する費用もかかるのを念頭において予算を考えましょう。
これらの費用が初期導入時にかかる費用になります。
月額費用、ライセンス費用
月額費用は、RPAツールを利用する際、毎月かかる費用になります。
年間契約やライセンス料のような料金形態もありますが、どちらもRPAツールを利用している間にかかる費用になります。
そして、RPAツールを利用料は、1契約でRPAツールが複数端末使えるものや、1端末のみの料金であったりする製品もあります。
ただ導入費用のみを比較して決めるのではなく、1契約で利用できる端末は何台なのかの内訳も確認したほうがよいでしょう。
サポート費用
RPAツールを導入し、自動化するロボットを開発し、運用している間に、RPAツールの操作方法であったりを質問したり、開発の補助が受けられるサポート費用がかかります。
サポート費用は、RPAツールによって無料のものがあったりします。
有料のサポートであれば、RPA開発を専門とする有識者が一緒に自動化ロボットを作成を行ってくれるものがあったり、RPAツールを提供している会社によって多くのサポート体制があります。
あなたの企業でRPAを扱うであろう従業員のITやプログラミングに知識に合わせて、費用とサポート内容を比較することをおすすめします。
その他の費用
その他に必要になってくる費用は主に、RPAツールを導入して運用後、RPA実行端末が経過年数がたって、端末を買い換える際のコストになります。
同様にサーバーも買い替えや容量の追加等の費用がかかります。
RPAツールを導入してすぐにはかかる費用ではありませんが、将来的にかかる費用になるので、こちらも念頭に置いてRPAツールを選ぶとよいです。
RPAの導入費用、月額・ライセンス費用、サポート費用の相場
多くの会社からサービスが提供されているRPAツールですが、導入費用などはRPAツールによってそれぞれです。
以下の表は、RPAを導入する際の大きなポイントである初期導入費用、そしてツール利用費用である月額料やライセンス料、サービス費用の相場になります。
| 初期導入費用 | 10万〜30万円 |
|---|---|
| 月額、ライセンス費用 | 50万円〜100万円（大規模であれば1,000万円以上もあり） |
| サービス費用 | 10万円程度 （無料のRPAツールもあり） |
月額ライセンス費用などの、ランニングコストは製品によって大幅に変動することが分かります。
これらの製品はそれぞれ何が違うのか、導入費用以外に確認すべきポイントも確認していきましょう。
ポイントは価格だけではなく、機能やサポート内容も確認すること
RPAツールに限らず何か購入したいものがある際、導入費用のようにコストのみ比較で検討されることが多く見受けられます。
しかし、導入費用の安さだけで選んでしまうと、あなたが望んでいた効果を得られず、導入失敗に陥るの可能性が高まります。
RPA導入後に後悔しないためにも、機能やどの様なサポートが受けられるのかも確認することが大切です。
ここでは、導入費用の他に、RPAツールを導入する際の検討ポイント5つを紹介します。
1.RPAツール導入による効果が期待できるか
そもそも、RPAが得意な定型作業が業務にあるのか、あるなら、どの部分の業務であるか、その業務を行う頻度はどの程度なのかを事前に把握しておく必要があります。
RPAがツールを導入してから、自動化する業務を探して自動化するツールを作成しても、実は利用頻度が少ない業務であったということもよくあることです。
このようにならないためにも、RPAツールを導入する前に、自動化させる乗務の洗い出しをしておき、RPAツールを導入すれば効果が得られることを確認する必要があります。
これにより、RPA導入時の費用対効果を予測して計算できるため、RPA導入費用の予算を定めるためにも重要な作業です。
2.無料でトライアル利用できるか
RPAツールによっては、数十日間無料でお試し利用ができるものもあります。
トライアル利用で、RPAツールを実際に操作してみて、使いやすさや、自動化させるとはどのようなものなのかを目で確かめられます。
トライアルを利用して、どのRPAツールが自社に合っているかを確かめられます。
また、無料トライアル以外にも、導入前に無料で受けられるセミナーを実施している企業もあります。
積極的に事前セミナーを受講することでも、それぞれのRPAツールの使いやすさなどを把握することができます。
3.RPAツールの種類
RPAツールには、導入規模によっていくつか種類があり、種類によって適した企業が異なるので、違いを把握しておきましょう。
一般的には以下の3種類になります。
デスクトップ型
デスクトップ型は、導入の手間が少なく、スモールスタートしやすいことから、中小企業で一番多いタイプのRPAツールです。
その名の通り、デスクトップ上で管理するため、あなたの企業独自開発のアプリなど跨いだ作業の自動化が可能になります。
また、導入費用も3タイプの中では一番低コストなタイプなので、予算があまり大きくない中小企業におすすめです。
サーバ型
サーバー型RPAツールは、サーバ上で管理するため、大規模で自動化を行ったり、データ量が多い自動化をするのに適したタイプになります。
社内環境で自動化が完結できるため、情報漏洩のリスクが低いというメリットがあります。
その反面、導入費用は3タイプの中で一番高コストになるため、大企業向けのツールです。
クラウド型
クラウド型RPAツールは、インターネット環境を利用し、クラウド上で自動化を行うタイプのRPAツールになります。
パソコン端末にRPAツールのインストール作業をする手間がないため、簡単に利用開始できます。
導入を検討する際は、自社にあっているタイプを探して比較・検討するとよいです。
4.既存システムとの関係
また、導入を検討しているRPAツールは、自社で利用している既存システムがうまく連動して自動化が可能か確認しておく必要があります。
既存システムを利用して業務自動化を考えている場合、画像認証で自動化するのか、既存システムが持っている要素を利用して自動化するかなど、どのような手順で自動化するか検討します。
例えば、画像認証で自動化するのであれば、画像認証に強いRPAツールを比較するとよいでしょう。
5.開発・保守・運用時のサポート内容
最後に、RPAツール導入後に受けられるサポートの内容も確認すべきポイントの1つです。
導入検討時には手厚いサポートが受けられても、開発後のサポートが手薄であれば、導入費用が安くても、その後の保守・運用がうまく行きません。
IT知識のある方であれば、自身で解決出来るかもしれませんが、初心者の方は、導入後のサポートはどのような内容が受けられるのか確認しておく必要があります。
MICHIRU RPAの導入費用、月額利用料を紹介
これまで、RPAツールの導入費用と、機能やサポート内容のバランスが導入検討をする際のポイントを解説してきました。
ここでは低コストな導入費用と機能・サポート内容が充実している、RPAツール「MICHIRU RPA」について紹介します。
「MICHIRU RPA」は、RPA業界内で導入費用を比較しても低コストであることがわかります。
また、「MICHIRU RPA」は、導入前の検討時にRPA専門スタッフが、導入検討企業の業務内で、どの部分が自動化に向いているかのヒアリングも行っているため、導入前のサービスも充実しています。
初期導入費用
「MICHIRU RPA」の初期導入費用は10万円になります。
これは、前述した相場からみても低コストであることがわかると思います。
初期導入費用の中には、「MICHIRU RPA」のツールでどのように業務を自動化するかがわかる、「自動操作セット作成ガイド」が含まれています。
さらに、実際に「MICHIRU RPA」で開発を行う際には、ツールの操作方法などを、「MICHIRU RPA」専門スタッフがハンズオンでサポートする費用も含まれています。
月額利用料
「MICHIRU RPA」の月額利用料は1ライセンス5万円となっています。
こちらも、初期導入費用と同様、相場からみて低コストになります。
ただ、RPAツールは多くの会社から提供されており、「MICHIRU RPA」と同じような低額の月額利用料のものもあります。
しかし、「MICHIRU RPA」は、月額5万円の利用料で、複数のパソコン端末で利用が可能になります。
そして、業務自動化ロボットの作成数や、稼働実行数の制限なく利用できます。
「MICHIRU RPA」は、OCRとの連携も可能なため、PDFなどの資料を電子ファイルに変換することがRPA上で可能となります。
低価格なのに機能面でも充実したツールになってます。
MICHIRU RPAはサポートが充実
「MICHIRU RPA」の導入費用が他のRPAツールの相場に比べて低価格であることがわかったと思います。
そして、低価格でサポートも充実していると述べた「MICHIRU RPA」ですが、具体的にどのようなサポートが含まれているのか気になりますよね。
以下、「MICHIRU RPA」のサポート内容を4つに分けてご紹介します。
サポート1：ヒアリング
「MICHIRU RPA」導入前に、社内業務をヒアリングし、RPAに向いている業務や、どの業務からRPAで自動化したらよいかのアドバイスを行います。
まだ、導入を検討中の方は、ヒヤリングを活用してあなたの企業に「MICHRU RPA」を導入した場合、どのよな効果が期待できるのかなどを聞いてみることをおすすめします。
サポート2：初回のRPA自動化ツール作成サポート
ツールを導入後、ヒアリングの内容からRPA化する業務のロボットの作成をサポートします。
サポート内容は、ハンズオン形式のため、初めてRPA開発をする方でも安心して操作方法を学べぶことができます。
このサポートがついていることで、導入したのに結局使いこなせずに無駄になってしまうことがないため、安心です。
サポート3：ハンズオンや学習支援ツールなどが無料
「MICHIRU RPA」は、セミナーや学習支援ツールの内容が充実しています。
「MICHIRU RPA」を契約中であれば、以下のサポートが無料で利用することができます。
「MICHIRU RPA」ツールの操作勉強会
「MICHIRU RPA」ツールの操作画面で、業務を自動化するロボットの作り方をハンズオン形式で受けられます。
こちらは、開催日が決まっており、事前申し込みで参加できます。
少人数制で毎回好評の勉強会です。
セミナーの開催情報は、以下のURLからチェックできます。
https://michiru.co.jp/seminar/
ユーザーフォーラム
「MICHIRU RPA」ツールの操作画面の使い方だったり、実現したい自動化の内容を質問したり、ユーザー同士の情報共有のスペースが提供されています。
ここでは、あなたと同様の課題を乗り換えた企業から、情報を提供してもらえたりもするので、とても役に立ちます。
このように、ユーザーフォーラムを利用することで、RPAの技術を高められるメリットがあります。
eラーニング
自分の好きな時間に「MICHIRU RPA」ツールで色々なテーマに沿って自動化ロボットを作成する方法を動画で学べるeラーニングがあります。
まとめて視聴することで、操作方法について短期間に学ぶことができます。
また、忙しくて中々まとまった時間を作れない方でも、移動時間や待ち時間などの隙間時間に視聴することもできます。
サポート4：リモートサポート
こちらのサポートは、RPAで自動化ロボットを作成した後、操作方法をもう一度聞きたい場合や、自動化したい業務をどの様に作成すればいいのか質問したいとき、「MICHIRU RPA」の専門スタッフがリモートで画面を共有しサポートします。
実際に、作成方法が分かるので、まだ操作方法に自信のない方にはおすすめのサポートになります。
こちらのサポートに関しては、有償のサポートになっているので、あなたの企業がどれほどのサポートが必要か考慮した上で導入を検討しましょう。
記事のまとめ
RPAを導入する際に大きなポイントとなる導入費用を主に紹介しました。
業務を自動化するRPAツールは利用し続けることが前提のため、導入費用やライセンス費用が高額であると、費用対効果が得られません。
また、RPAツールの利用料が安くても、機能が不十分で思うように業務の自動化が実現できなかったり、サポート不足でせっかくRPAツールを導入しても利用断念してしまう場合もあります。
このような事態を回避するためにも、RPAツールの導入前に、導入費用やサポート内容等を良く調べて、あなたの企業が自動化したい業務に最適なRPAツールを選ぶことが大事です。
更に、安い導入費用でサポートも充実している「MICHIRU RPA」についてもご紹介しました。
興味のある方は、ヒヤリングやセミナーを受講してみることをおすすめします。
