近年、多くの企業では、人手不足や働き方を改善すべく、業務の自動化(効率化)を進めており、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールを注目しています。
特に、急速に普及しているRPAは、現場担当者でも扱えるような「ノーコードタイプ(プログラミング知識不要)」なので、ロボオペレータも多くの企業から関心を寄せられています。
本記事では、ロボオペレータの機能性・特徴・使い方のみならず、導入価格やサポート体制について、よく比較される「MICHIRU RPA」との違いを解説していきます。
ロボオペレータとは
ロボオペレータとは、株式会社 PKSHA Associates (パークシャ アソシエイツ)が提供しており、導入実績2,500社を超える「AI-RPA(ソフトウェア)」です。
ロボオペレータは、プログラミングの知識がなくても、直感的かつ視覚的にロボット(シナリオ)を作成できるため、現場主導で自動化を進められます。
また、業務や仕様の変更は、設定を修正するだけでメンテナンス可能なので、作成済みのロボット(シナリオ)を無駄にすることなく、新しい手順を迅速に反映できます。
最近では、AIによるデータ入力機能を統合した「ロボオペレータ AIデータ入力」が強化され、PDFや画像形式の非定型帳票から、必要情報を抽出・自動入力できるようになりました。
ロボオペレータと比較されるMICHIRU RPAとは
MICHIRU RPAとは、パソコン上で行われる定型業務を自動化するために、株式会社 MICHIRUが開発した純国産の「デスクトップ型RPAツール」です。
MICHIRU RPAは、プログラミング知識を必要とせず、操作録画機能や画像解析技術を活用して、人が画面上で行っている操作を記録し、手順に従ってロボット(シナリオ)を実行します。
そのため、MICHIRU RPAは、比較的簡単にシナリオ(自動化ロボット)を作成できるので、ITの知識がない現場担当者でも扱いやすいです。
また、特徴としては、Windowsのタスクスケジューラを使った定時実行も可能で、夜間バッチや毎月の定型処理も事前に設定できます。
ライセンス体系は、1ライセンスで複数のパソコンにインストール可能で、実行回数・インストール台数に制限がなく、無制限にシナリオを作成できる「フローティングライセンス」を採用しています。
ロボオペレータとMICHIRU RPAの導入価格を比較
ロボオペレータとMICHIRU RPAは、どちらも純国産のRPAツールですが、初期費用の有無や月額利用料が異なるため、導入を検討する際によく比較されます。
ロボオペレータは、初期費用0円を前面に打ち出しており、1ライセンスから月額契約を可能にしています。
しかし、確認事項としては、月額利用料を公開しておらず、企業ごとに単価が異なるので、他社よりも割高にならないか注意が必要です。
一方、MICHIRU RPAは、価格体系がとてもシンプルになっており、初期費用10万円(税抜き)と2つの料金プラン(月額制)で提供しています。
MICHIRU RPAの月額利用料には、メール / チャットサポート / 操作勉強会が標準で含まれており、上位プラン(月額10万円 / アシストプラン)になると、月4回の個別リモートサポートが付きます。
初期費用 | 月額料金 | 契約期間 | |
---|---|---|---|
ロボオペレータ | なし | 要問い合わせ | 最低利用期間1ヶ月〜 |
MICHIRU RPA シンプルプラン |
10万円 | 5万円 | 1ヶ月ごとの自動更新 |
MICHIRU RPA アシストプラン |
10万円 | 10万円 | 1ヶ月ごとの自動更新 |
ロボオペレータとMICHIRU RPAの無料トライアルを比較
ロボオペレータとMICHIRU RPAの無料トライアルでは、実際の操作性・業務との適合性・サポート体制を確認することが可能です。
ロボオペレータは、本契約と同様の機能・サポートを1ヶ月間提供しており、自動化したい業務との相性を見極められます。
一方、MICHIRU RPAは、トライアル中に必ず1業務自動化することを目標にしているため、個別の操作勉強会 / リモートレクチャーを行いながら、状況に応じて無料トライアルを延長できるのが強みです。
また、トライアル中に作成したロボット(シナリオ)は、本契約時に引き継ぐことができるので、本番環境への移行もスムーズに行えます。
トライアル期間 | 申し込み先 | |
---|---|---|
ロボオペレータ | 1ヶ月間 | こちら |
MICHIRU RPA | 1ヶ月間 | こちら |
ロボオペレータとMICHIRU RPAのサポート体制を比較
ロボオペレータとMICHIRU RPAのサポート体制は、それぞれ異なる強みを持っています。
ロボオペレータは、回数無制限で専任担当者とのオンライン相談会ができたり、豊富なコンテンツを無償提供するなど、充実の伴走型サポートで導入支援を行なっています。
一方、MICHIRU RPAは、トライアル(本導入前)の段階から、伴走型サポートに注力しており、シナリオ作成の相談・操作レクチャー・オンライン勉強会などで、導入時の不安を緩和しています。
特に、MICHIRU RPAは、アシストプラン(月4回の個別リモートサポート付き)を月額10万円で提供しており、サポートの充実度と月額の利用料を照らし合わせると、かなり割安な支援体制が強みです。
また、公式サイトでは、FAQ・操作マニュアル・バージョンアップ情報を随時公開しているので、自己解決を図れる情報基盤も整えています。
ロボオペレータ | MICHIRU RPA | |
---|---|---|
メール / チャット / サポート窓口 | ⚪︎ | ⚪︎ |
リモートサポート(個別) | ⚪︎ ※回数無制限(予約制) |
⚪︎ ※アシストプランのみ |
Webセミナー / 操作勉強会 | 要問い合わせ | ⚪︎ |
自動化する業務の選定 | 要問い合わせ | ⚪︎ |
サポートサイト / 操作ガイド(動画) | ⚪︎ | ⚪︎ |
対応言語 | 日本語 | 日本語 / 英語 |
機能のバージョンアップ | ⚪︎ | ⚪︎ |
お役立ち情報の配信 / 提供 | 要問い合わせ | ⚪︎ |
シナリオの作成代行 | 要問い合わせ | ⚪︎ ※追加オプション |
遠隔保守 | 要問い合わせ | ⚪︎ ※追加オプション |
ロボオペレータの強み(機能性)
ロボオペレータは、プログラミング知識がなくても、直感的にロボット(シナリオ)を作成できるため、現場担当者が業務の自動化を進められます。
特に、ロボオペレータの強みとしては、高度な画像認識機能とオブジェクト認識機能を搭載しているので、既存の業務システムに手を加えることなく、パソコン画面に表示される全ての操作を自動化できる点です。
- 資料の無料ダウンロードはこちらから
- Excel
- Microsoft製品
- 各種クラウドサービス
- ERPシステム
- 社内開発された独自システム など
例えば、業務プロセスを変更する際には、マニュアルを変更するような感覚で、新しい手順をロボットに反映することができます。
また、ロボオペレータでは、24時間365日稼働できるスケジュール実行により、夜間に自動処理を行って、翌朝レポートを完成させておくことも可能です。
ロボオペレータができること(特徴)
ロボオペレータは、直感的操作と高い汎用性を兼ね備えた純国産のRPAツールであり、プログラミング知識がなくても、業務の自動化を手軽に始められる点が大きな特徴です。
ロボオペレータは、ライセンス体系が柔軟に設定されており、最短1ヶ月 / 1ライセンスから利用可能で、繁忙期や閑散期にはライセンス数を増やしたり、減らしたりすることができます。
また、ライセンスは、複数端末で共有できる「フローティングライセンス(組織ライセンス)」を採用しているため、横断的な運用にも適しています。
ロボオペレータの使い方
ロボオペレータは、ノーコード操作を前提としたRPAツールなので、プログラミング知識がなくても、ロボット(シナリオ)を構成できます。
例えば、ロボオペレータでは、クリック操作・テキスト入力・ファイル操作などをコマンドパレットから選択し、ドラッグ&ドロップで画面上の対象箇所を指定することによって、自動化処理の記憶が可能です。
また、ロボオペレータは、AIデータ入力機能との連携で、PDFや画像形式の帳票から必要な項目を自動で抽出し、後続処理(RPA)へと引き継げるため、自動化可能な範囲を大きく広げられます。
特に、ロボオペレータ AIデータ入力 ver2.0は、UIの操作性を改善したり、学習機能を追加したことで、読み取り精度の向上及び処理速度がアップデートし、従来よりも作業工数を大幅に削減しました。
ロボオペレータの導入事例(口コミ / 評判)
RPAツールを選ぶ際は、単に機能を比較するだけではなく、使いやすさ・サポート体制・ROI(投資対効果)など、様々な観点から見極める必要があります。
ここでは、複数の業界・部門での実例をもとに、導入前の悩みとその解決について、ユーザーが感じたリアルな評価をご紹介していきます。
導入企業からの声
- 手作業で60分かかっていた会計仕訳伝票作成業務→10分に削減
- 業務プロセスの見直しにより12工程の作業→7工程にまで削減
- 利用者月次実績報告書の作成業務(介護利用者1人あたり10~20分)→1~3分に削減
- 約1000名分の利用者月次実績報告書の処理→約1/10に削減
- 1日8時間発生していた未払い料金のリストアップ業務→0時間(リスト確認のみ)
- 月に1,500件行なっていたレシートのデータ化・入力業務→250時間の削減
ロボオペレータについてまとめ
本記事では、ロボオペレータの機能性・特徴・使い方のみならず、導入価格やサポート体制について、よく比較される「MICHIRU RPA」との違いを解説してきました。
RPAツールを使いこなすためには、動画などの操作ガイドだけではなく、対面の操作勉強会やリモートサポートなど、ベンダーが提供している支援体制が重要になります。
RPA(ロボオペレータ)の導入を検討する際は、無料トライアルを活用しながら、他ツールと比較してみてはいかがでしょうか?

MICHIRU RPAのトライアル
- リモートサポート付
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