RPAの導入は、業務効率化や生産性の向上(人件費の削減)を期待できますが、シナリオ設計が難しかったり、運用面でのトラブルが発生するなど、多くの課題に直面します。
そこで、頼りになるのが、豊富な導入実績とノウハウを持つ「ベンダーのRPAシナリオ作成代行」サービスです。
本記事では、ベンダーと外注の「RPAシナリオ作成代行」に関するサービス内容や、費用相場を比較していきます。
記事の後半では、RPAのシナリオ作成を代行できる会社について、おすすめを一覧でご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
【ベンダー】RPAシナリオ作成代行のサービス内容
ベンダーは、業務の自動化を最短距離で実現するために、業務フローを丁寧にヒアリングし、自動化に最適なプロセスを選定した上で、安定性のあるシナリオを構築します。
そのため、ベンダーのシナリオ作成代行は、短期間で自動化の成果を出しつつ、将来的な拡張性と運用コストの最適化を「一気通貫」で叶えられるサービスです。
また、サービス内容には、運用保守や内製化に向けた教育支援を含むケースも多く、短期的な自動化効果と長期的な安定性を保証しています。
さらに、料金体系については、月毎のスポット利用(オプション)や成果報酬型など、柔軟に設定されている(初期費用がかからない)ことが多いので、目的に応じた選択が可能です。
特に、RPA初心者やリソースが不足している場合には、ベンダーのRPAシナリオ作成代行を利用することで、効率的かつ確実に成果を出せるのが大きなメリットです。
【外注】RPAシナリオ作成代行のサービス内容
外注(外部パートナー)は、シナリオ設計に関する専門知識を持っており、業務プロセスのヒアリングから、シナリオ設計・開発・テスト・導入・運用保守までをサポートします。
特に、外部パートナーは、多種多様な業界ノウハウを持っているため、最適な自動化対象業務を選定したり、エラーに考慮したシナリオ構築もできます。
また、サービスの中には、導入後の運用支援・トラブルシューティング・効果測定・社員向けのトレーニングを提供するものもあり、内製化を見据えた体制づくりも可能です。
【相場比較】ベンダーと外注のシナリオ作成代行費用
RPAのシナリオ作成を自社で行う場合は、人材育成やノウハウの蓄積が必要になるため、業務を自動化するまでに時間がかかり、導入スピードが遅れる場合もあります。
そのため、自動化を急ぎたい企業は、ベンダーや外注にシナリオ作成を依頼して、早期に成果が出せる方法を選択しています。
例えば、ベンダーは、RPAの導入を一気通貫で担えたり、品質やセキュリティ面が優れているため、高めに価格設定されていると思われがちですが、外注よりも安価であることも多いです。
一方で、外注は、シナリオ作成のスポット対応に強く、スピード重視の企業に向いていますが、継続的な利用(月額制)だと割高になる可能性があります。
ベンダーと外注を比較・検討する際は、費用面だけではなく、品質保証やサポート体制(内製化支援)など、付加価値含めて総合的に判断することが重要です。
ベンダー | 外注 | |
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シナリオ作成の相場 | 1本 / 80,000円〜 | 1本 / 50,000円〜300,000円 |
【おすすめ一覧】RPAのシナリオ作成を代行できる会社
ここまでは、シナリオ作成代行サービスの内容や、ベンダーと外注の相場費用に関して、わかりやすく解説してきました。
ここからは、RPAのシナリオ作成を代行(委託)できる会社について、詳しくご紹介していきます。
【ベンダー】株式会社 MICHIRU「MICHIRU RPA」
画像出典:業務を自動化するRPAツール【MICHIRU RPA】
MICHIRU RPAは、デスクトップ型のRPAツールとして、企業の業務効率化を支援し、導入から運用までをワンストップで提供しています。
また、MICHIRU RPAは、プログラミング知識不要の操作性を備えており、Excel・ブラウザ・基幹システムなど、あらゆるWindows操作の自動化が可能です。
料金プランは、シンプルに2種類のみで、チャット・メールを含む問い合わせ対応付きの「シンプルプラン(月額50,000円)」と、1回45分 / 月4回までのリモートサポートが付いている「アシストプラン(月額100,000円)」となります。
シナリオ作成代行については、ライセンス料に加えて、オプションで契約する形になるので、初期費用などが発生しません。
さらに、MICHIRU RPAでは、シナリオを自社で作成できるように、サポート体制も充実しているので、代行サービスを利用しながら、シナリオ作成のノウハウを構築することもできます。
価格 | 初期費用 | |
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シンプルプラン(ライセンス料) | 月額50,000円 | 100,000円 |
アシストプラン(ライセンス料) | 月額100,000円 | 100,000円 |
シナリオ作成(オプション) | 1本 / 80,000円〜 | – |
オンライン遠隔保守(オプション) | 1回 / 20,000円 | – |
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【ベンダー】スターティアレイズ 株式会社「RoboTANGO」
画像出典:RPAツールなら低価格で簡単に作れるRoboTANGO(ロボタンゴ)【公式】
RoboTANGOは、RPAに関する専門的な人材がいない企業に対して、業務のヒアリングからシナリオ作成・修正までを一括して行なっています。
RoboTANGOでは、RPAのシナリオ作成代行を「有償サポート」として提供していますが、サービスページで料金などを一切公開していません。
そのため、料金などの詳細は、個別に「資料請求」から問い合わせて、見積りをとる必要があります。
価格 | 初期費用 | |
---|---|---|
基本プラン(ライセンス料) | 月額65,000円 | 100,000円 |
リモレクライトプラン(ライセンス料) | 月額95,000円 | 150,000円 |
シナリオ作成(オプション) | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
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【代行会社】株式会社 インデックス「RPAサポーター」
画像出典:RPAシナリオ作成サービス
RPAサポーターは、システム開発会社ならではの「ヒアリング力」と「技術力」を強みとし、RPAの正規取扱店として、シナリオ作成から運用保守まで幅広く対応しています。
シナリオ作成代行の実績としては、主要RPA(UiPath・WinActor・Power Automate Desktop)などで、専門的なノウハウを活用した伴走支援を提供しています。
料金体制は、シナリオ作成1本あたり192,000円~(ヒアリング・要件整理・動作確認・修正を一貫して請け負い)となっており、シナリオ改修や保守体制も対応が可能です。
※UiPath・WinActor・Power Automate Desktopの活用事例集はこちら
価格 | 初期費用 | |
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シナリオ作成 | 1本 / 192,000円〜 | 要問い合わせ |
シナリオ改修 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
シナリオ保守 | 要問い合わせ | – |
- RPAサポーターへのお問い合わせはこちら
【代行会社】タクトシステム 株式会社「ハカドリRPA」
画像出典:RPAロボット作成代行
ハカドリRPAは、業務効率化や人的ミスの削減を目指す企業に向けて、シナリオ設計から運用までをワンストップでサポートする代行サービスです。
ハカドリRPAでは、業務内容のヒアリングを行った上で、即戦力となるサンプルロボットを無料で提供し、実際の業務で動く様子を体験できます。
一般的に、シナリオ作成は、スキル習得までに3ヶ月以上かかるとされていますが、代行するシナリオ作成を1~2ヶ月で納品可能です。
また、ロボット作成は、1本あたり5万円~の提供で、既存ツール(マクロ・Access・kintoneなど)との連携に加えて、RPAと生成AIを組み合わせた「非定型業務の自動化」にも対応できます。
価格 | 初期費用 | |
---|---|---|
シナリオ作成 | 1本 / 50,000円〜 | 要問い合わせ |
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【代行会社】株式会社 SI&C「シナリオ作成代行サービス」
画像出典:シナリオ作成代行サービス
シナリオ作成代行サービスは、金融・製造・流通・官公庁など、業界ごとに最適化された支援が可能なため、幅広い企業で導入効果が期待できます。
また、シナリオ作成代行サービスは、問い合わせから開発・運用までのフローがスムーズであり、明確な進行が保証されているため、自動化までの作業迅速に行いたい企業に最適です。
価格 | 初期費用 | |
---|---|---|
シナリオ作成 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
- シナリオ作成代行サービスへのお問い合わせはこちら
【代行会社】スターティアレイズ 株式会社「ReiWorQ」
画像出典:まるなげRPA / ReiWorQ
ReiWorQでは、RPAのヒアリング(相談)からシナリオ作成・保守までを気軽に頼める「まるなげRPA」代行サービスを提供しています。
まるなげRPAの料金体系は、月額制を採用しているため、社内稟議の負担軽減と費用の平準化が可能で、中長期的な運用を視野に入れた活用が可能です。
さらに、稼働中にエラーが発生した場合は、プラン内で修正することが可能なので、アプリケーションのアップデートなども安心して行えます。
価格 | 初期費用 | |
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シナリオ作成 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
シナリオ保守 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
- ReiWorQへのお問い合わせはこちら
ベンダーにRPAのシナリオ作成を依頼するメリット
ベンダーにRPAのシナリオ作成を依頼するメリットは、短期間で高品質な自動化を実現しつつ、内製化に向けた知見を効率よく獲得できる点です。
特に、シナリオ作成時には、業務への深い理解と、技術的な知識が必要になることもあるので、ゼロから内製化に取り組むと、時間や人材育成コストがかかります。
ここでは、ベンダーにRPAのシナリオ作成を依頼するメリットについて、詳しく解説していきます。
代行メリット1:高品質で安定したシナリオの作成
RPAは、人がパソコン上で行っている定型業務を自動化できますが、その根幹を支えているのが「シナリオ」と呼ばれる手順書です。
しかし、シナリオ作成がはじめての場合は、業務フロー(シナリオ)が不完全であることから、エラーが頻発しやすく、安定稼働に至るまでに多くの時間と手間を要します。
そこで、企業側は、ベンダーにRPAのシナリオ作成を依頼することで、専門的な知識と経験豊富なエンジニアにより、高品質で再現性の高いシナリオを短期間で構築できます。
さらに、ベンダーは、さまざまな業界に精通しているため、過去の事例や標準化されたノウハウを活用し、より安定性の高いシナリオ構築が可能です。
代行メリット2:短時間で自動化できるスピード感
RPAを自社で内製化する場合は、業務フローの整理から始まり、シナリオ設計やツールの操作方法を習得する必要があるため、効果が出るまでに数ヶ月かかるケースも珍しくありません。
一方、ベンダーに依頼すれば、これまでの知見や成功事例も活用できるので、本番稼働までを短期間で完了できます。
そのため、企業側は、プロに依頼することで、導入成果を短時間で実感できるため、経営層や現場からの理解が得やすくなり、RPAの社内展開を加速させる効果も期待できます。
特に、短時間で自動化できるスピード感は、限られた人員や予算で効率化を進めたい企業にとって、大きな価値を生み出します。
代行メリット3:RPA担当者の育成が不要
自社内でRPAを運用・開発する場合は、担当者がツールの操作方法や、シナリオ設計などを学ぶ必要があります。
しかし、ツールの操作方法を習得するには、ある程度(数ヶ月間)の学習期間が必要になるので、短期間で導入効果を実感するのが困難です。
その点、ベンダーにシナリオ作成を依頼すれば、専門的な知識や経験を持つエンジニアが対応するため、自社で人材を育成する必要がありません。
特に、中小企業やリソースが限られた組織にとっては、代行サービスを利用することで、育成に時間やコストを割かずに済むので、導入負担を軽減できます。
RPAシナリオ作成代行サービスについてまとめ
本記事では、ベンダーと外注の「RPAシナリオ作成代行」に関するサービス内容や、費用相場について解説してきました。
シナリオ作成代行を検討する際は、サポート体制が充実していたり、オプションで代行サービスを利用できるベンダーと契約することで、業務の効率化を短時間で実感できます。
RPAシナリオ作成代行サービスを検討する際は、月額のライセンス料に加えて、オプションで利用できる(初期費用なし)MICHIRU RPAはいかがでしょうか?
シナリオ作成代行サービスがある「MICHIRU RPA」