業務効率化を行うRPAツールは、大手企業、特に金融機関を中心に50%以上導入しており、近年ではとても身近なものになりました。
このRPAのツールの導入率の高さの理由は、業務を自動化させて、近い将来働き手の不足を補うためであったり、働き方改革にある効率的な働き方が推奨されているためです。
中小企業では、まだまだRPA導入率が低いですが、最近では、低価格帯のRPAツールも提供されており、これから多くの企業がRPAツール導入が見込まれます。
今回は、その中小企業も導入しやすい低価格帯のRPAツール「MICHIRU RPA」のサービスやサポート内容について詳しく紹介していきます。
また、「MICHIRU RPA」を導入して業務を自動化させるメリットもあわせて解説していきますので、導入を検討中の方の力になれましたら幸いです。
業務自動化支援ツール「MICHIRU RPA」の特徴
業務を自動化処理させるためには欠かせないRPAですが、中小企業には価格はもちろん、IT知識を有した人材不足もあり、なかなか導入に踏み切れない現状があります。
そこで、中小企業に導入しやすい株式会社 MICHIRUからサービスが提供されている業務自動化支援ツールである「MICHIRU RPA」の特徴を詳しく紹介していきます。
また、以下にMICHIRU RPAを開発した会社の情報をまとめました。
【会社情報】
株式会社 MICHIRU
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-15-9 シルク恵比寿403
開発拠点地:〒860-0801 熊本県熊本市中央区安政町4-23 アクア熊本水道町8F
URL:https://michiru.co.jp/
特徴1:低価格でRPAツールが導入できる
「MICHIRU RPA」サービスの特徴として、まず挙げられるのが導入・運用費用の低さです。
業務自動化支援ツール「MICHIRU RPA」の導入費用や、料金体系については以下の通りになります。
初期導入費用 | 10万円 |
---|---|
月額利用料金 | 5万円 |
サービス・サポート料 | 無料(有償サービスあり) |
この価格帯で業務自動化支援ツールであるRPAの導入が可能となります。
さらに、IT導入補助金の支援を受ければ、さらにコストを削減してRPAツールを導入することも可能です。
(IT導入補助金の支援を受けるには、条件があります。詳しくはこちらのURLからご確認ください。URL:https://www.it-hojo.jp/)
特徴2:導入前から運用までサービス・サポートが充実
低価格帯で業務自動化を可能にする「MICHIRU RPA」ですが、サポートやサービスは有名なRPAと同様の内容となっています。
「MICHIRU RPA」の詳しいサービスやサポート内容は後述の機能・料金・サービス概要で紹介します。
特徴3:操作が簡単
さまざまなRPAツールのサービスが提供されていますが、「MICHIRU RPA」のRPAツールは業務や作業を自動化させるロボットを作成する画面の操作が簡単になっています。
どれほど簡単なものか想像がつきにくい方のため、「MICHIRU RPA」導入後から業務自動化のためのシナリオ作成に必要なステップを3つ、以下にまとめます。
- 自動化したい業務動作を画面録画
- クリックやコピー、ペーストなどの操作選択
- 操作位置を指定
「MICHIRU RPA」は上記の3ステップで、シナリオ作成が可能となります。
また、海外製のRPAツールは日本語を直訳したような説明内容であったりと、初心者には扱いづらい部分があります。
しかし、「MICHIRU RPA」は日本製なので、操作画面はシンプルなのに、日本語がわかりやすく、初めてRPAツールを触るかたにも簡単に扱うことができるため、業務自動化をおこなうことができます。
特徴4:Web認証で台数制限なし
「MICHIRU RPA」は、1ライセンス料(月額5万円)で、RPAツールの利用端末台数の制限なく利用することができます。
「MICHIRU RPA」はWeb認証で動的にライセンスを取得し、「MICHIRU RPA」を台数制限なく起動することができます。
「MICHIRU RPA」ツールの利用端末台数の制限がないため、社内で多くの社員がRPAに関わる機会ができ、業務の自動化を効率的に行うことができます。
また、業務自動化ツールが属人化することも避けられます。
せっかくRPAで業務を効率化したとしても、RPAツールをメンテナンスできる人材が限られていると、その人材が休んだり退職した場合、メンテナンスができなくなります。
しかし、台数制限なく多くの社員がRPAツールを利用できることで、このような属人化を防ぐことができる利点があります。
特徴5:他システム間の自動化が可能
Excelのマクロのように、Excel上のみの業務自動化ではなく、「MICHIRU RPA」は多くのツールをまたいで業務を自動化に対応しています。
例えば、Web検索サイトにキーワードを転記し、検索結果のデータを電子ファイル資料へ転記、そのファイルをクラウド上のフォルダへ格納するような多くのツールをまたいでの自動化が可能です。
まるで人間がパソコンを操作しているような動きができるため、人間の代わりに業務をこなすことができます。
このような人間が業務を行なっている動きを24時間365日、自動で稼働できるため、業務効率化の効果を大きく感じることができます。
「MICHIRU」の機能を5ご紹介
「MICHIRU RPA」の機能は低価格帯の利用料ですが、機能が充実しています。
どのような機能があるか紹介していきます。
操作録画機能
業務自動化ステップでも前述したように、「MICHIRU RPA」は人間がパソコン上で行なった動作を記録する、録画機能があります。
この機能は、操作を録画したものを「MICHIRU RPA」の操作画面に操作記録を自動で作成することによって、業務自動化ツールができあがります。
この機能を利用して業務自動化ツールを作成すれば、プログラミング知識がないかたでも簡単に作成することができます。
日時指定実行機能
Windowsのタスクスケジューラーを利用して、指定の日時に「MICHIRU RPA」で作成した業務自動化ツールを実行することができます。
他のRPAツールは、このスケジュール機能についてはオプション機能料金として支払って利用することもある機能ですが、「MICHIRU RPA」はオプション料金なしで利用できます。
毎日決まった時間の業務がある場合、この機能を使用すれば、業務を失念することなく、確実に行うことが出来る便利な機能です。
OCR連携機能
「MICHIRU RPA」では、OCR(光学的文字認識)のアプリケーションがあります。
このOCRのアプリケーションとは、画像電子ファイルから文字を読み取り、その文字データを電子ファイル化することができる機能のことです。
このアプリケーションと連携させることで、さらに業務が効率的に行うことができる機能になります。
AI機能
RPA自体は、単純な繰り返し作業のみを自動化してくれるツールで、人的判断を必要とする業務は一切できないというデメリットも存在します。
しかし、「MICHIRU RPA」にはAI機能が導入されているため、RPAツールよりも優れているうと言えます。
このAI機能により、作成した業務効率化ツールを実行するたびに、実行手順を自動分析し、効率的に業務自動化ツールを動かします。
カスタマイズ機能
「MICHIRU RPA」は、プログラミングの知識がない人でも簡単に自動化ができるようになっていると解説しましたが、実はそれだけではありません。
さらに柔軟な業務自動化支援ツールを作成したいという方のため、上級者レベル向けのカスタマイズ機能も導入されているのです。
この機能は、VBScriptというプログラミング言語で、プログラミングを行うことで、API連携が可能になります。
API連携で、さまざまなシステム間のデータのやり取りが短時間で大量のデータを扱えることができるようになります。
「MICHIRU」のサービス内容・サポート体制
RPAツールを導入する際には、どのようなサービスが提供されているか知っておくことも重要なポイントになります。
「MICHRU RPA」は利用料金が低価格であるにも関わらず、サービスが充実しています。
導入前のヒアリング
「MICHIRU RPA」を導入検討をしてる企業の方と、業務内容についてのヒアリングを行い、業務の見える化をお手伝いします。
具体的には、業務フロー等で業務を机上に起こしていきます。
この作業を行うことで、RPAで自動化するのに向いている業務の洗い出しを行い、「MICHIRU RPA」導入後でもスムーズに業務の自動化を行うことができます。
業務自動化ツール初回作成支援
導入前のヒアリングで、RPAで自動化に向いている業務をピックアップし、それを初回のみ専門スタッフが業務自動化支援ツールを作成します。
その業務自動化支援ツールをどのように操作して実行させるかも、専門スタッフがサポート致します。
操作勉強会
「MICHIRU RPA」を契約中であれば、無料で何回でも操作勉強会に参加ができます。
この操作勉強会は、少人数制で定期的にオンラインで開催されています。
ハンズオン形式でExcel業務の自動化等、業務でよく使うものを題材にして勉強会が行われており、人気のコンテンツとなっています。
ユーザーフォーラム
ユーザー同士が「MICHIRU RPA」で業務を自動化するに当たって、実現したいものをユーザーフォーラム上で質問したり、情報を共有したりする場が設けられています。
こちらも「MICHIRU RPA」を契約中であれば無料で利用できるサービスです。
eラーニング
「MICHIRU RPA」では、いつでも・どこでも操作方法や業務自動化させるための知識を取得できるように、eラーニングサイトに動画をみられるようになっています。
忙しくて中々時間の取れない方でも、電車やバスなどの移動時間中にRPAの導入方法や使い方などについて、学べるサービスになっています。
こちらも無料で利用できるサービスになっています。
サービス内容と料金比較一覧
「MICHIRU RPA」のサービス内容を把握した上で、この料金形態は他のツールと比較して本当にお得なのか気になる方もいるのではないでしょうか。
そんな方のためにも以下に、他社のRPAツール利用料金とサービス・サポート内容を比較しました。
RPAツール名 | 月額料金または年額料金 | 契約中無料で利用できるサービス・サポート内容 |
---|---|---|
WinActor | 908,000円/年 | ユーザーフォーラム、 eラーニング等 |
UiPath | 180万〜/年 | チャットサポート、 ユーザーフォーラム、 eラーニング等 |
Bizrobo | 90万円〜/年 | ユーザーフォーラム、 eラーニング等 |
Automation Anywhere | 108万円〜/年 | チャットサポート、 ユーザーフォーラム、 eラーニング等 |
Power Automate Desktop |
0円 | なし |
MICHIRU RPA | 50,000円/月 | 導入支援、 ユーザーフォーラム、 ハンズオンサポート、 eラーニング等 |
※2023年10月現在
「MICHIRU RPA」は低額の料金で導入、利用できますが、サービス内容は充実したものとなっています。
こちらのサービス内容比較一覧からもわかるように、他のRPAツールより利用料金が低価格なのに、サービス内容が同じ、またはそれ以上なのが分かるかと思います。
「MICHIRU RPA」導入のメリット
中小企業に導入がしやすい価格帯の「MICHIRU RPA」ですが、実際に導入することでどのようなメリットが得られるのでしょうか?
メリット1:業務時間の短縮
「MICHIRU RPA」導入によって、定型業務や繰り返し行う長時間作業を自動化させることで得られるメリットの1つは、業務時間の短縮が可能になることです。
RPAは、今まで人の手で行っていた単純なルーチンワークを全て自動化してくれるため、その時間を有効活用したり、残業時間の削減にもつながります。
働き方改革からも、長時間労働をなくし、効率的な働き方が推奨されています。
「MICHIRU RPA」は業務を効率化させ、効率的な働き方を支援します。
メリット2:人件費削減効果
「MICHIRU RPA」を導入することで、その業務を行なっていた人材を雇う必要がなくなるので、人件費が削減できます。
日本企業では、今の社員を解雇することは容易にできませんが、繁忙期などに一時的にやとっていたアルバイトや、残業代を払う必要がなくなることで、大きな人件費用の削減が期待できます。
さらに、「MICHIRU RPA」は、他のRPAツールと比較すると導入費用や利用料金が安いので、業務自動化にかかる費用も削減できるため、さらに効果的です。
メリット3:ヒューマンエラーを防げる
「MICHIRU RPA」を導入し、定型業務を自動化することで、ヒューマンエラーを防げるといったメリットもあります。
定型業務を長時間、繰り返し人間が行うと、どんなに優秀な人材でも間違って業務を行なってしまう可能性が。
しかし、「MICHIRU RPA」でこのような業務を自動化させ、ロボットが業務を行うことで、ヒューマンエラーを防げるのです。
ロボットである業務自動化支援ツールに正しい作業内容を記録すれば、何回でも長時間同じ内容を正しく処理を行えます。
「MICHIRU RPA」でスモールスタートしよう!
RPAツールの導入を検討している方は、まずは、「MICHIRU RPA」を導入してスモールスタートすることをおすすめします。
「MICHIRU RPA」は低コストで導入、利用が可能なので、とりあえずRPAとはどのようなものなのか、お試しで利用することができます。
また、利用中は、RPA担当者の方が早く操作できるように「MICHIRU RPA」の専門スタッフが、伴走型のサービスを行なっています。
その他にも、契約中無料で利用できるサービスも多くあり、費用対効果の大きいRPAツールです。
RPA導入を検討されている企業は、「MICHIRU RPA」を検討してみてはいかがでしょうか?