RPAツール徹底比較!価格・機能・難易度の3項目でおすすめを選出

RPAツール9製品を徹底比較!価格・機能・難易度別のおすすめを紹介

RPAツール徹底比較!価格・機能・難易度の3項目でおすすめを選出

「RPAを導入したいけど、種類が多すぎでどうやって選んだら良い分からない」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

実際に高性能なRPAツールは数多く出回っていますが、ハイスペックなRPAがあなたの会社に最適なツールとは限りません。

そこで本記事では、RPAツールの選び方と価格・機能・難易度別におすすめのRPAツールを徹底比較しています。

自社に最良のRPAツールをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

RPAツールを比較する前に知っておきたい選び方

RPAツールを比較する前に知っておきたい選び方

まずは導入するRPAツールを比較する前に、どんな選び方があるのか3つの比較方法を見ていきましょう。

  1. RPAの種類の違いを知る
  2. 価格と機能のバランスで選ぶ
  3. 使いやすさやサポートで選ぶ

選び方① RPAの種類の違いを知る

選び方① RPAの種類の違いを知る

RPAツールには大きく分けて「テスクトップ型」と「サーバー型」、そして「クラウド型」の3つがあります。

RPAの導入に際しては、この3つのタイプの違いを比較して、どのようなRPAツールを導入するのが業務効率化に最適か、慎重に比較検討することをお勧めします。

下記にそれぞれの特徴を踏まえ比較しながら、メリットやデメリット、注意点をご紹介します。

タイプ1:デスクトップ型

デスクトップ型RPAは、その名の通り、実行環境であるパソコンにRPAツールをインストールするだけで、簡単に環境を構築できます。

サーバーやネットワークの環境がなくてもロボットが作業に取り組めるのが特徴です。

しかし、RPAツールはパソコン上で動作するため、ロボットにより端末が占有されてしまい、ロボットが動いている端末を何らかのタイミングで人間が作業すると、誤作動が発生する可能性があります。

また、大規模にRPAを導入したい場合にはパソコンの購入コストがかかり、運用していくために管理が大変になる点がデメリットです。

ただし、中小企業など小規模で導入する場合には管理が非常にしやすく、比較的価格も抑えられるので、導入コストも低いためスモールスタートに最適と言えます。

タイプ2:サーバー型

サーバー型RPAは、RPAをツールサーバーにインストールし、パソコンとサーバーの連携によって、ロボットによる自動化の処理にあたります。

そのため、サーバーとネットワークを構築する必要があり、費用が高くなるのはもちろん導入・運用のハードルが高くなります。

しかし、複数のロボットをサーバー上で一括管理できるほか、ロボットが自動化処理を行っている時にパソコンは占有されずに別の業務も同時に行えるのは大きなメリットです。

デスクトップ型と比較しても割高な面がありますが、導入規模が拡大するほど運用コストは安くなっていくので大規模な導入をしたい会社におすすめです。

タイプ3:クラウド型

クラウド型RPAは、インターネットのクラウド環境でロボットを実行させます。

そのため、パソコンへのダウンロードや、自社内でサーバー等の準備が必要ないので導入にかかる期間が比較的短く、初期費用も安く済ませられるのがメリットです。

最新版へのアップデートが容易で、Windows OS以外でも使えます。

小中規模の事業者でも導入しやすいタイプとなっていますが、社内データ使用時や基幹システムとの接続時にセキュリティに注意する必要があります。

選び方② 価格と機能のバランスで選ぶ

選び方② 価格と機能のバランスで選ぶ

価格と機能のバランスでRPAツールを比較して選ぶ場合は、コストパフォーマンスを重視しながら自動化したい業務に必要な機能を兼ね揃えているかを確認することが大切です。

初期導入費用とライセンス費用の確認

RPAの価格は基本、初期導入費用とライセンス費用(月額または年額)の2つで決まります。

最初の導入に必要な初期導入費用の相場は現在、10~50万円程です。

また、ライセンス費用の相場は、選び方①で紹介したRPAの種類によって異なるので、価格を比較する際は以下の一覧表を参考にして見てください。

種類 ライセンス費用相場
デスクトップ型 約12万円〜/月
サーバー型 約50~30万円/月
クラウド型 約10~30万円/月

機能とのバランス(コストパフォーマンス)

機能とのバランスを比較する際はまず、RPAツールに自動化したい業務に必要となる機能が揃っているか確認しましょう。

以下のような機能があると便利です。

  • OCR(光学文字認識):画像やPDFから文字データを抽出できる
  • API連携:他のシステムやアプリケーションとデータをやり取り可能
  • スケジューリング:タスク実行の日時をスケジュール設定できる

自動化したい業務は分かっていても、どんな機能が必要なのか分からないという方も多いと思います。

その場合はRPAベンダーの無料相談や無料トライアルを活用し、自動化したい業務にそのRPAツールを導入は対応できるのか確認することをおすすめします。

選び方③ 使いやすさやサポートで選ぶ

選び方③ 使いやすさやサポートで選ぶ

最後にRPAツールを使いやすさやサポートで比較して選ぶ場合、実際に導入した後社内で操作できるレベルなのか、問題が発生した場合も迅速に対応してくれるかなどを確認しておきましょう。

操作性は従業員のレベルに合わせる

社内にIT系やプログラミングに詳しい従業員がいない場合、直感的な操作ができるツールの導入をおすすめします。

直感的なユーザーインターフェースのRPAツールは、基本ドラッグ&ドロップなど基本的なPC操作で自動化することが可能になっています。

教育プログラムとサポート体制

RPAベンダーによっては、RPA初心者の方向けの動画教材やオンライン説明会、1on1ミーティング等が含まれている製品も存在します。

これから先社内でRPAを扱える人材を育てたいという企業は、この教育プログラムに力を入れているRPAツールを選ぶようにしましょう。

また、サポートの充実度も見過ごせません。

24時間対応のサポートや定期的なアップデート情報、ユーザーコミュニティーが活発であるかなども確認しましょう。

ほとんどのRPAツールは1週間~1ヶ月ほどの無料トライアル期間を設けているので、実際に使用してみてサポートの充実度を比較することをおすすめします。

RPA徹底比較【総合力・実績】

RPA徹底比較【総合力・実績】

まずはこれまで解説した比較ポイントの評価が総合的に高く、実績も備わっているおすすめのRPAツール3選を比較しましょう。

製品名 MICHIRU RPA UiPath Automation Anywhere
製品画像
提供形態 デスクトップ型 デスクトップ型/
サーバー型/
クラウド型
サーバー型/
クラウド型
導入費用 10万円
ライセンス費用 【シンプル】5万円/月
【アシスト】10万円/月
【Free】無料
【Pro】$420~/月
【Enterprise】要見積もり
【Cloud Starter】約10万2千円
【Advanced】要見積もり
無料トライアル 1ヶ月 60日間 デモ申込可能
特徴 高コスパ!ノーコード&サポート体制充実の国産RPA 1ライセンスで無制限にロボット開発可能 完全日本語のサポート体制完備

それぞれのRPAツールの特徴を深掘りします。

MICHIRU RPA

MICHIRU RPA

MICHIRU RPAは、導入会社数1000社以上(2024年6月現在)の実績をもつ信頼あるデスクトップ型RPAツールです。

デスクトップ型RPAなので、PCにソフトをインストールするだけで即利用可能でき、1アカウントの契約で最大5台まで利用できる優れもの。

導入費用10万円に、月額ライセンス費用が5万円〜と優しい料金設定になっており、比較的中小企業におすすめのツールと言えます。

また、直感的に操作がしやすく導入支援だけでなく、導入後の不安な部分についても相談できるサポート体制が整っているのでRPA初心者も安心して利用可能です。

無料相談や1ヶ月の無料トライアルも受け付けているので、気になる方は以下のボタンからご確認いただけます。

コスパ最強な「MICHIRU RPA」はこちら

UiPath

UiPath

2005年にルーマニアで生まれた>Uipathは、日本以外でも使われており、GoogleやMicrosoftなどが提供している各種AIサービスとの連携も可能です。

UiPathは、個人用のRPAツールを無料で提供しており、UiPathアカデミーと呼ばれる無料のオンラインRPAトレーニングを提供しているのが特徴です。

また、「UiPath Orchestrator」を利用するとロボット管理が一括で備わっているため、野良ロボットが発生し暴走するリスクを防げます。

Automation Anywhere

Automation Anywhere Community Edition

Automation Anywhereは、SoftBankやPETROBRASなどでも導入されており世界有数のトップ企業を変革したRPAツールです。

製品としては海外製ですが、完全日本語のサポート体制が完備されているので言語の心配はありません。

また生成AIを「オートメーション サクセス プラットフォーム」に組み込むことで、ロボットの開発とチームの生産性を向上させることができるという特徴があります。

RPA徹底比較【価格と機能のバランス】

RPA徹底比較【価格と機能のバランス】

続いて、価格と機能のバランスで比較した場合におすすめのRPAツールを比較表にまとめました。

製品名 Microsoft PowerAutomate Winactor NEC Software Robot Solution
製品画像 Microsoft Power Automate NEC Software Robot Solution
提供形態 デスクトップ型/
クラウド型
デスクトップ型 デスクトップ型
ライセンス費用 【プレミアム】2,248円/1人
【プロセス】22,488円/ボット
【フル機能】90万8千円/年
【実行版】24万8千円/年
【通常版】12万円~
【実行専用版】4万円〜
無料トライアル 30日間
特徴 Microsoft製品との連携可能!ローコード使用 NTTデータが開発した直感的に操作しやすい 運用に合わせてライセンス体系を選べる

それぞれのRPAツールの特徴を詳しく解説します。

Microsoft Power Automate

Microsoft Power Automate

Microsoftが提供しているPower Automateは、上記比較表を見ても分かるとおり人数ごとにライセンス費用が増える珍しい仕組みが取り入れられています。

Microsoft 365やAzure、Dynamics 365などのMicrosoft製品とも連携できるので、普段からMicrosoftの製品を活用しているという企業におすすめのツールです。

必要最小限のソースコードだけでロボットの開発が可能なローコードとAIを活用してRPAだけでは自動化できない業務にも対応可能。

WinActor

WinActor

WinActorは、NTTグループで研究・利用を続け開発された純国産のソフトウェア型RPAツールです。

フル機能版の価格は年額90万8千円程度、つまり月額にすると約76,000円程度でとてもリーズナブルな価格設定になっています。

IEやOffice製品(Excel、Access、Word、Outlook等)はもちろん、ERPやOCR,ワークフロー(電子決済)、個別システム、共同利用型システムにも対応できるほど高い機能性を兼ね揃えています。

NEC Software Robot Solution

NEC Software Robot Solution

NEC Software Robot Solutionは、NEC(日本電気株式会社)の長年にわたる技術力と信頼性を背景に、多くの大手企業に導入されているRPAツールです。

なんとNEC Software Robot Solutionは、比較的珍しい買取ライセンスを提供しており、運用に合わせて選択できるライセンス体系になっています。

長く使い続けることが想定される場合は、買取ライセンスを購入した方がお得でしょう。

使用感や適用業務を見極めたい場合や、どれくらいの規模感で運用するのかが明確でない場合は、期間ライセンスから始めることがおすすめです。

RPA徹底比較【使いやすさ(難易度)やサポート】

RPA徹底比較【使いやすさ(難易度)やサポート】

最後に使いやすさ(難易度)やサポート体制の充実度で比較した際におすすめのRPAツール3選を比較表にまとめました。

製品名 RPAロボパットDX RoboTANGO BizRoo!
製品画像 RPAロボパットDX Robo-Pat DX RoboTANGO BizRobo!
提供形態 デスクトップ型 デスクトップ型 サーバー型/
クラウド型
導入費用 【基本】10万円
【リモレクトライト】15万円
ライセンス費用 【フル機能】12万円
【実行専用】4万円
【レンタル2泊3日】19,800円
【基本】1ライセンス5万円/月
【リモレクトライト】1ライセンス8万円/月
792万円/年
無料トライアル 30日間 3週間 1ヶ月
特徴 月単位で契約のため、月ごとのライセンスの増減も可能 初心者向けで無償・有償の充実したサポート体制が完備 立ち上げサポート、サポートツール、個別伴奏サポートが充実

それぞれのRPAツールの特徴についてさらに詳しく比較していきましょう。

ロボパットDX

RPAロボパットDX Robo-Pat DX

ロボパットDXは、以下のような充実したサポートが全て無料でついてきます。

  • すべての導入企業様に専任の担当者+カスタマーサクセスチームで支援
  • 「3ヶ月導入支援サポート」制度あり
  • 「集合/個別/超個別」それぞれの形式でスキル/組織の両面を支援
  • 「認定プログラム」や「事例共有会」など組織を巻き込んだ仕組みづくり

ロボパットDXは比較したどのベンダーよりもサポート体制に力を入れています。

RPAツールの使い方、技術面とRPAを組織に定着させるための組織づくりの2つの側面からサポートしてくれるのが特徴です。

RoboTANGO

RoboTANGO

RoboTANGOは、初めての人にも優しく「低価格でだれでも簡単に作れる国産デスクトップ型RPAツール」を掲げています。

以下のようなサポートが無料でついてきます。

  • 業務ヒアリングおよびRPA業務選定
  • RPA作成支援
  • ご契約者様向けセミナー
  • TANGOレッスン
  • RoboTANGO Magazine

また追加費用を払えば定期開催のリモートレクチャーや導入支援サービス、まるなげRPAを活用することができるので、ITに自信がないという企業様におすすめのツールです。

BizRobo!

BizRobo!

BizRobo!は、RPAの国内企業導入率38%超を誇るRPAツールです。

BizRobo!が選ばれ続ける1番の理由は使いやすい操作画面にあり、視覚的にロボットを作成できる独自のインターフェースを使用。

もちろん、RPA初心者にも優しいプログラミング知識不要のツールなので、外部エンジニアに頼らない組織成長に適しています。

サポート体制も充実しており、主に以下のサポートがついてきます。

  1. 立ち上げサポート
  2. 豊富なサポートツール
  3. 個別伴奏サポート

さらにBizRobo!は、育成のコンテンツも充実しているため、外部エンジニアに頼らない組織成長に適しています。

記事まとめ

記事まとめ

本記事ではRPAツールを徹底比較し、価格・機能・使いやすさ3つの観点でおすすめのRPAツールやツールの選び方を紹介しました。

RPAツールを比較する際は、以下のポイントを確認することをおすすめします。

  1. RPAの種類(デスクトップ型・サーバー型・クラウド型)
  2. 価格と機能のバランス
  3. 使いやすさやサポート

また、自動化したい業務内容や会社によって最適なRPAツールは異なってくるため、一概に一つのRPAツールがベストだとは言い切れません。

RPAを比較して、気になるツールを絞ったら無料トライアル等を利用して、使いやすさや自社との相性を確かめてみましょう。

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