近年注目を集めているRPAですが、その種類は多く各ツールの特徴や使い方がそれぞれ異なるため、「うまく使いこなせていない」という悩みを抱えた企業も少なくありません。
その解決策としてRPAスクールの利用が推奨されており、スクールではRPAツールの一般的な使い方から業務効率化に役立つ知識など幅広く学ぶことができます。
本記事では、RPAを導入している、または導入を検討中の企業におすすめのスクールと、その学習内容やスクール選びのポイントについて詳しく解説します。
おすすめのRPAスクール5選
RPA導入企業におすすめのRPAスクールとそれぞれの学習内容をご紹介します。
この章の最後には学習内容や特徴、おすすめポイントをまとめた表も記載していますので、ぜひ最後までご覧になってください。
おすすめ①AVIVAプロ
AVIVAプロのRPA講座は通学型で、スクールにはキャリアナビゲーターが在籍しており、1人ひとりへのサポート体制が手厚いのがおすすめポイントです。
中でもRPA講座ベーシックはRPA導入がはじめての企業にも理解しやすい内容で、専門知識がなくてもロボット作成ができるように細かい解説でサポートしてくれるのが特徴。
実務でよくある場面を想定したロボットの作成を学べるため、ツールの活用がイメージしやすいのもRPA初心者にありがたい学習内容といえます。
学習内容
RPAとは、基本操作、ロボット開発、繰り返し変数、タイプファイル、エクセル入出力、エラー処理、ページ送り、条件分岐、スニペット、タブ送り、コンバータ、エクスプレッション、DesktopAutomationなどおすすめ②UiPathアカデミー
UiPathアカデミーは無料で学習できるオンライン型スクールです。
RPAツール「UiPath」についてスターター向けから上級者向けなど、ご自身のレベルに合わせて講座を自由に選ぶことができるのがおすすめです。
また忙しい人も受けやすいオンデマンド形式に対応しており、ご自身のスケジュールに合わせた受講が可能です。
学習内容
RPA概論、事例、導入、UCP(UiPath認定資格)、ワークフローの開発(初級・上級)、デスクトップ上の作業を自動化、Orchestrator、ビジネス分析など
おすすめ③WinActor RPA学習プログラム
WinActor RPA学習プログラムには無料の入門講座と有料のオンライン研修があり、導入する際に知っておきたい基礎から導入後の活用まで幅広く役立つ知識が身に付きます。
無料の入門講座ではRPAツール「Winactor」の基本操作やシナリオ作成の学習をeラーニングで受講でき導入がはじめての人におすすめです。
また、有料のオンライン研修ではベーシックコースとアドバンスコースの2つのコースがあり、RPA導入にあたっての業務の洗い出しから、より使いこなすための応用知識などを事例に基づいて学習可能です。
学習内容
【入門講座】RPAの概要、WinActor基本的な機能、操作方法、シナリオ作成
【オンライン研修】WinActor基本知識、IT基本知識、ノード(コマンド・スクリプト実行)、ライブラリ、ブラウザ操作、業務シナリオ作成(基本・発展)、RPA運用、メール設定など
おすすめ④Robo Runnerスクール
Robo RunnerスクールではRPAを導入する企業向けに実践的なオンライン学習プログラムを提供しています。
Robo Runnerスクールが対応しているRPAツールは「Power Automate」「UiPath」の2つで、最短1ヶ月という短期間で基礎から応用まで効率よく学習可能です。
独自のテキストもあり、分からないところは現役のエンジニアがメンターとしてサポートしてくれるので安心して学習を進められるのがおすすめです。
学習内容
「Power Automate」「UiPath」基礎、実践、資格取得、RPA導入、業務シナリオ作成、ロボット開発など
おすすめ⑤ヒューマンリソシア
ヒューマンリソシアのRPA操作研修は、RPAツール「WinActor」を用いたオンライン形式とトレーニングセンターでの対面形式の学習方法があり、いつでもどこでも利用しやすいのが嬉しいポイントです。
また、ヒューマンリソシアは国内随一の教育実績があり、そのデータに基づき入門・初級・中級・上級のレベル別にカリキュラムを独自開発しているため、目に見えた成長を実感できる充実した研修を受講できます。
入門から初級・中級・上級とコースが選択でき、ご自身のレベルや目的に合わせて研修のカスタマイズもおすすめです。
学習内容
WinActor基本操作、業務シナリオ(作成・運用・開発)、エラー等のトラブル対応、ライブラリ、Excel/ブラウザのよくある操作など
おすすめスクールの特徴・学習内容一覧表
以下は、RPA学習におすすめのスクールについての情報を表にまとめたものです。
スクール名 | 特徴・おすすめポイント | 学習内容 |
---|---|---|
AVIVAプロ | 通学型でキャリアナビゲーターが在籍。細かい解説と実務想定のロボット作成が学べて初心者におすすめ。 | RPA基本操作、ロボット開発、繰り返し変数、タイプファイル、Excel入出力、エラー処理、ページ送り、条件分岐、スニペット、タブ送り、コンバータ、エクスプレッション、Desktop Automation |
UiPathアカデミー | 無料で学習可能なオンライン型スクール。レベルに合わせた講座を選択可能。忙しい人におすすめのオンデマンド形式で個々のスケジュールで自由に受講可能。 | RPA概論、事例、導入、UCP(UiPath認定資格)、ワークフローの開発(初級・上級)、デスクトップ作業自動化、Orchestrator、ビジネス分析 |
WinActor RPA学習プログラム | 無料の入門講座(eラーニング)と有料のオンライン研修があり、基礎から応用まで学べる。 | 【入門講座】RPA概要、WinActor基本機能、操作方法、シナリオ作成 【オンライン研修】WinActor基本知識、IT基本知識、ノード、ライブラリ、ブラウザ操作、業務シナリオ作成(基本・発展)、RPA運用、メール設定など |
Robo Runnerスクール | Power AutomateとUiPathの学習に対応。最短1ヶ月で基礎から応用まで学習可能。独自テキストあり。メンターによるサポートも充実。 | 「Power Automate」「UiPath」基礎、実践、資格取得、RPA導入、業務シナリオ作成、ロボット開発など |
ヒューマンリソシア | オンラインと対面形式の両方を提供。国内随一の教育実績を持ち、充実した研修内容、レベル別カリキュラムで成長が分かりやすい。 | WinActor基本操作、業務シナリオ(作成・運用・開発)、エラー等のトラブル対応、ライブラリ、Excel/ブラウザの操作など |
この表をRPAの導入や学習に適したスクール選びの参考にしてみてください。
RPAスクールを選ぶ時のポイント
ここではRPAスクールを選ぶ時のポイントをご紹介します。
ツールとカリキュラムの適切性
RPAスクールを選ぶ時には、学習で使用されるツールが最新かつ業界で広く利用されているかを確認することが重要です。
カリキュラムは、基本的な操作から高度なプログラミング技術に至るまで、自身のレベルに合わせて段階的に学べる内容であることが望ましいでしょう。
業務を想定した実践的な学習機会
RPAスクールでは、単にツールの使い方を学ぶだけでなく、実際の会社での業務を想定した実践練習が重要です。
実践的な学習は、学んだ知識を実際の仕事に応用するスキルが養われ、より効果的な学習成果が期待できるためおすすめです。
サポートサービスの充実
充実したサポートサービスは、学習者が直面するであろう技術的な問題や疑問に迅速に対応するためにRPAスクールには必要不可欠です。
スペシャリストの在籍など、質の高いサポート体制を備えたスクールでは、個々の学習進度や理解度に合わせて適切な支援や指導が提供され、学習効果を最大化できます。
記事まとめ
本記事ではおすすめのRPAスクールとその学習内容、スクール選びのポイントについてご紹介してきました。
RPAは業務効率化に役立つツールですが、その多様なシステムと複雑性から、多くの企業が使いこなせていないという課題を抱えています。
このような課題に対して、RPAスクールはツールの基本操作から応用まで幅広く学べるため、企業がRPAを効果的に活用し、真の業務効率化を実現するためのサポートを提供しています。
また、RPAの導入と活用には正しい知識と技術以外にも製品選びが重要です。
さらに多くの情報をお求めの方は、おすすめRPAツールの紹介を含めた下記の記事をぜひ参考にしてみてください。