おすすめのデスクトップ型RPAツールは？特徴や選び方のポイントを解説

2024年5月23日

デスクトップ型RPAツールのおすすめ4選！選び方のポイントも

近年、多くの企業が導入しているRPAツールには「デスクトップ型」「サーバー型」「クラウド型」の3種類があります。

これらのRPAツールは稼働環境や得意とする自動化業務が異なり、効果的に運用するためには自社ニーズに応じたツールを選択しなければなりません。

本記事ではデスクトップ型のRPAツールに焦点を当て、おすすめのデスクトップ型RPAツールや特徴について詳しく解説します。

デスクトップ型RPAを導入するメリット

デスクトップ型RPAの大きな特徴は「導入の手軽さ」と言えるでしょう。

そのほか、デスクトップ型のRPAを導入すると業務効率の向上、コストがかからないなどのメリットがあることから、多くの企業で導入されています。

以下では、デスクトップ型RPAを導入するメリットについて詳しく解説します。

各部署や個人単位で導入しやすい

デスクトップ型RPAは各パソコンにインストールして稼働させることから、小規模範囲での利用に適しています。

誰でも利用でき、簡単な設定で業務を自動化させることができるので、個人や部署単位でも導入しやすいのがメリットです。

特に定型業務は単調な作業が多くミスを誘発しやすいため、これらをロボットにより自動化させることで、より正確かつ効率的に業務を行うことができるでしょう。

デスクトップ型のRPAツールはスモールスタート(小規模の業務から自動化)したい企業におすすめです。

コストがかからない

デスクトップ型RPAは、RPAツールをインストールするだけで運用を開始することができるため、低コストでの導入が可能であり、コストを抑えたい企業におすすめです。

また、定型業務の作業時間と工数を大幅に削減できるので人件費の削減も見込めるでしょう。

現場レベルで業務を自動化するため、IT人材の教育コストやRPA学習コストを抑えられることもメリットです。

すぐに効果・成果を感じやすい

デスクトップ型RPAは、業務を自動化させたいパソコンにインストールするだけですぐに利用できるのが特徴です。

そして、現場担当者が繰り返し行っている定型業務や特定の業務を自動化することから、短期間で効果や成果を感じやすいのも大きなメリットということができるでしょう。

最初は簡単な業務から自動化させ、徐々にRPAツールを利用する範囲を拡大してくと、効率的に業務改善を行うことができます。

デスクトップ型RPAの選び方のポイント

RPAの導入を検討する企業は最適なツールを選択するために、予算やRPAの性能が自社に合うかどうか、IT知識の必要性、サポート体制について考慮する必要があります。

以下では、それぞれのポイントについて解説します。

RPAの種類や予算が自社に合うかどうか

RPAには複数の種類があり、それぞれの導入費用、ライセンス費用、追加機能に関する費用が異なります。

導入支援やサポートを受ける際にも費用がかかる可能性があるので、全体的なコストをしっかりと見積もる必要があります。

また、導入を検討しているRPAツールが自動化したい業務に適しているのか、機能が過剰すぎないかについても考慮しましょう。

導入目的やRPAで自動化させたい範囲を定めることで、無駄なコストを省くことができます。

IT知識・ノウハウが必要か

社内にITやプログラムに関する知識を持つ人材が少ないもしくはいない場合、簡単な設定で業務を自動化できるRPAツールを選ぶ必要があります。

最近では、「スマホのようなUI」で誰でも簡単な操作で設定できるツールも多く展開されているので、無料トライアルなどを利用して使いやすさや操作感を実際に試すことをおすすめします。

サポート体制が整っているか

RPAツールのサポート体制やトラブル・故障時の対応の充実性もRPAツールを選ぶ際の重要な判断材料となります。

RPAの導入を検討する企業の中には、自社内にIT知識を持つ人材がいないというケースも少なくありません。

デスクトップ型のRPAは基本的に誰もが利用しやすい設計になっていますが、万が一のことに備えて、導入・運用時のサポート体制が手厚いベンダーを選ぶと良いでしょう。

RPAツールについての講習会や定期講座を展開しているベンダーもあり、人材の育成が可能なケースもありますので、有効活用できるといいですね。

【おすすめ4選】導入すべきデスクトップ型RPA製品

ここからは、おすすめのデスクトップ型のRPA製品を4つご紹介します。

それぞれの特徴や機能を把握した上で、自社ニーズに応じたRPA製品を選択しましょう。

デスクトップ型RPAのおすすめ①MICHIRU PRA

MICHIRU RPAは、業界最安値のデスクトップ型RPAです。2024年1月時点で、900社以上の企業に導入されています。

MICHIRU RPAのポイントとして、業務自動化の操作対象ソフトを選ばず、アプリやシステム間の操作も容易に行うことができます。

また、IT人材がいない場合やシナリオ作成の時間がないという方は、専門スタッフがシナリオを作成する「シナリオ作成代行」というオプションを追加するのをおすすめします。

1ヶ月無料トライアルも行っているので、ぜひ一度デスクトップ型RPAの使い勝手を体感してみてください。

価格	シンプルプラン：初期費用/100,000円月額費用/50,000円アシストプラン：初期費用/100,000円月額費用/100,000円
稼働環境	1つのライセンスにつき同時編集は5台まで※同時間帯での実行は不可
自動化対応ソフト	操作ソフトを選ばず、シナリオ数は無制限
取り扱いやすさ	使いやすい操作画面でとにかく簡単
サポート体制	導入後も伴走型サポートをご用意
無料トライアル	◯(1ヶ月)

デスクトップ型RPAのおすすめ②Robo-Pat DX

ロボパット(Robo-Pat) DXは、自分で自分のパソコン業務を自動化し、誰でも使えることをコンセプトに開発されたデスクトップ型のRPAツールです。

スマホのような直感的UIと高度な画像認識機能が活用されているので、IT初心者でも簡単に運用することができ、2022年10月末時点で1,000社以上がロボパット(Robo-Pat) DXを導入しています。

また、フローティングライセンスが標準搭載されているのもロボパット(Robo-Pat) DXの特徴です。1つのライセンスを複数台の端末で利用することができる機能であり、リモートワークや複数の部署間で利用したい企業におすすめです。

価格	フル機能ライセンス：132,000円(税込)/月実行専用ライセンス：44,000円(税込)/月レンタルRPA：19,800円(税込)/月
稼働環境	1つのライセンスで複数稼働※同タイミングは不可
自動化対応ソフト	社内基幹システムなどにも対応しており、アプリケーションを問わない
取り扱いやすさ	現場部門向けに設計されている
サポート体制	DX推進を実現する専任担当が導入をサポート
無料トライアル	◯(1ヶ月3アカウント)

デスクトップ型RPAのおすすめ③BizRobo!

RPAテクノロジーズ株式会社が提供するBizRobo!は、スモールスタートから全社展開まで、導入したい環境に合わせたRPAツールです。

2024年4月時点での導入社数は2,800社を超え、その利用継続率は99.3%と多くの企業から評価されています。

充実の管理機能でガバナンスリスクを軽減し、安定してロボット作成を行えることも多くの企業から選ばれているポイントと言えるでしょう。

価格	BizRobo! mini：90万円/年 BizRobo! Lite：120万〜180万円/年 BizRobo! Basic：720万円/年
稼働環境	デスクトップ・サーバー・クラウドなど顧客環境に合わせたご提案が可能(フローティングライセンス)
自動化対応ソフト	普段の業務でお使いの様々なアプリケーションとの連携が可能
取り扱いやすさ	視覚的にロボットを作成できる独自のインターフェースで誰でも利用可能
サポート体制	対面でのサポートも行っている
無料トライアル	◯(1ヶ月)

デスクトップ型RPAのおすすめ④WinActor

WinActor(ウィンアクター)は、NTTグループにより開発された純国産のデスクトップ型のRPAツールです。

利用できるアプリケーションが多種多様であることから様々な業界・業種において導入されており、導入後も利用しやすいという特徴から2022年1月現在で7,000社を超える企業がWinActorを導入しています。

WinActor(ウィンアクター)は自動化のためのシナリオ作成も容易で、IT知識のない方でも簡単にRPAツールを利用することができるため、スモールスタートに最適なデスクトップ型のRPAツールです。

価格	フル機能版：998,800円/年実行版ライセンス：272,800円/年
稼働環境	パソコンにインストールするだけで利用可能
自動化対応ソフト	windows端末から操作可能なあらゆるソフトに対応
取り扱いやすさ	操作性が高く、現場レベルでも扱いやすい
サポート体制	NTTデータ・パートナー企業による充実したサポート
無料トライアル	◯(30日間)