【種類別】おすすめRPAツール12選!比較ポイントも解説

RPA12選・最初の1本におすすめツールとは?自動化をこの製品で始めよう

企業の業務自動化にはRPAの導入は必要不可欠だといえるでしょう。

近年、多くのRPAツールが提供されているため選択肢は多くあります。

ただし、自社に適したRPAツールを選ばないと、その効果は十分に発揮されません。

この記事では最初のツールの選び方とおすすめ製品をご紹介します。

御社の自動化を実現する「はじめの1本」の選び方・導入のためにぜひお役立てください。

株式会社MICHIRU 取締役 CTO

この記事の監修担当者:
斎藤 暁

医療施設法人やホンダ子会社のIT領域責任者などを経て独立。AI技術やシミュレータなど、複雑なアルゴリズムを駆使したシステムを提供している。自然言語処理によるシステムの技術は日米で特許を取得、その発明者でもある。2018年11月株式会社MICHIRUを創業。

目次

RPAツール選びはなぜ難しい?

RPAツール選びはなぜ難しい?

RPAツールの導入が難しいと考えられている理由には以下のようなものがあります。

  • ツールの選び方がわからない
  • RPAの効果がわからない
  • 現場社員のRPAに対する理解が浅い
  • RPAツールを使いこなせるか不安

RPAツール導入にはどうしても高いコストがかかってしまいます。

高コストが故に「失敗できない」と考えてしまい、RPAの導入を先延ばしにしてしまっている方も少なくないでしょう。

RPAツールの選び方にもおすすめの選び方があります。

自社に合ったものを選ぶことができれば、RPAの導入はなんら難しいことなどないのです。

「はじめての1本」選びはこう考えてみよう

「はじめての1本」選びはこう考えてみよう

まず、値段・コストだけでは選ばないことが重要です。

低価格化も進んでいますし、用途によっては使いやすいクラウドRPAツールを選ぶことができるので、運用・保守の人員や負担を考えなくてもよいのです。

次に、RPAは「むずかしいもの」「手がかかるもの」とは思わないことがおすすめです。

  • サポートは日本語で対応
  • 導入サポートがあるものもあり、ハードルが下がっている
  • クラウドではUIも大変使いやすくなっている

最新製品情勢を考えると、かつてのおすすめRPAツールと、現在のおすすめRPAツールは違います。

RPAツールはよりユーザーフレンドリーに進化しているのです。

RPAツールの市場の動きも非常に早く、変わっているので、先入観は捨ててみましょう。

それよりも重要なのは、導入したRPAツールの用途・導入する作業をかんがえることです。

ほとんどの製品がトライアルを実施しているため、一度使ってみるのもよいでしょう。

最初の1本をどう選ぶ?選び方のポイント

最初の1本をどう選ぶ?選び方のポイント

最初の1本を選ぶのには、手順を守って選んでみましょう。

ポイント① どの業務に導入するのか

RPAツールを導入するにあたって、まずは対象業務の絞り込みを行いましょう。

対象業務を絞り込むことで、必然的にどの種類のRPAを導入するべきかが決まってきます。

RPAが得意な業務とは?

実際にRPAでは以下のような業務を自動化することが可能。

  • データの処理、転写
  • メール・チャットの自動発信
  • 定期チェック業務

つまり、定型的な業務や複雑な判断が必要とされないような、簡単な事務作業はRPAが肩代わりすることができます。

逆に、非定型的な業務、複雑な判断が入る業務、臨機応変さが求められる作業は不得意分野であるといえるでしょう。

RPAが得意とする業務を選定し、RPAを人間のサポートアイテムとして活用することがおすすめです。

RPAの種類

RPAにはクラウド型、サーバー型、デスクトップ型の3種類があります。

それぞれの特徴やメリット、デメリットは以下の通り。

種類 特徴
クラウド型 ネット上のクラウドサービスにインストールされているRPAツールを使うタイプ。  メリットはサーバー型やデスクトップ型と違い、構築する機器を自社で用意しなくてよい点です。  自動化できる範囲は「Webブラウザ上で完結する業務」で、オンラインでの業務を主体としています。     デメリットは、導入する規模によっては他のタイプよりコストが高くなる場合があることです。
サーバー型 自社のサーバーにRPAツールをインストールするタイプ。  複数のロボットを同時に稼働させる場合や、大量のデータ処理をする業務に向いています。  また、複数のパソコンをまたぐ業務も自動化可能です。     デメリットは、サーバーの構築・運用費用が高額な点です。
デスクトップ型 パソコンにRPAツールをインストールするタイプ。サーバー型に比べ手軽に導入できます。  自動化できる範囲は、パソコン上で動くアプリを使う業務です。     デメリットは、RPAのパフォーマンスがパソコンのスペックに左右される点です。  サーバー型とデスクトップ型をまとめて「オンプレミス型」とも呼びます。

一般的に、PC上のアプリで動かすことができるのはデスクトップ型、Webで動くのはクラウド型となっています。

今では、クラウド型ツールでもPC上のアプリケーションソフトウェア上のデータに対応可能なクラウドRPAもありますが、PC上のデータを扱うのが主であれば、デスクトップ型を選んでおくことが無難です。

また、基幹システムと連携させたい、などの「連携機能」を重視するなら、クラウドでは追いつかないケースも多いのです。

これに対して、Web上のデータを扱う業務がしたい、Googleドライブ上のデータを扱いたいなどといった場合には、メンテナンスフリーの簡単さ、管理の手間、UIの扱いやすさなどから、圧倒的にクラウドが有利になる可能性があるのです。

ユーザービリティ―がよいのもクラウドRPAの特徴です。

ポイント② サポートは充実しているか

RPAツールを初めて導入する場合には、サポートが充実しているツールを選ぶことがおすすめです。

特に、エンジニアがいない企業では現場社員がRPAツールを使いこなす必要があります。

後ほど紹介しますが、RPAツールには定期的なメンテナンスが必要になります。

導入時だけでなく、メンテナンス時にもサポートを受けられるツールを選ぶと安心でしょう。

ポイント③ 導入しやすさ、作業しやすさ

RPAツールにはカスタマイズ性が高い「汎用型」と、人事や経理など特定の事務作業を効率化させる「特化型」があります。

それぞれの特徴は以下の通り。

種類 特徴
汎用型 さまざまな業務に対応し、カスタマイズ次第では自社の業務を効率よく自動化できます。対応できる業務は多いですが、有効活用するためにはRPAの専門的な知識や技術が必要になる場合もあります。
特化型 特化型は、カスタマイズ性は低いものの専門性が高く、特定の分野に関してはカスタマイズ不要で十分に活用できます。特化型は対応できる業務の範囲は狭く、社内の業務全体を自動化するためには複数のロボットが必要になりコストが増加するケースもあります。

現場社員の知識や能力にあわせたものを選びましょう。

また、RPAツールは導入して必要な設定を行えば終わりではなく、定期的にメンテナンスを実施する必要があります。

新たに自動化したい作業がある場合に設定が容易か、不具合が発生した際に細かい調整を行えるかが重要です。

RPAツール導入のための基礎知識

RPAツール導入のための基礎知識

購入から導入については、次のような実務的な理解も役に立ちます。

デスクトップ型を導入し、サーバーへの移行後に運用を大きくするのが標準的

まずは、小さくテスト的に業務の自動化のためにRPAツールを運用します。

その後、実運用・PoCを繰り返しながら運用を大きくしていくというのがよくあるパターンです。

デスクトップ型からサーバー型まで同じシリーズを使い続けることで余分な手間なく切り替えることができます。

サーバー型・クラウド型併用も増えているのが実情

ところが、大規模運用には、小回りの利かないデメリットが目立ち、アイディアを活かした業務の効率化・改善がうまくいかなくなってしまうこともあります。

そんな時に、手軽に使えるクラウド型のRPAを使うことや、あるいは違う形のデスクトップ型RPAを1~2本導入し、用途で使い分ける、といったことは合理的な導入の方法です。

最初の導入時の1本を選ぶ場合、併用はかなり先の話になるのが普通でしょう。

ただし、業務の自動化導入だけでなく、大規模運用・小規模運用、管理をどうするかもアウトライン程度に考えておくことが必要です。

【種類別】おすすめツール12選

【種類別】おすすめツール12選

上記にご紹介した、RPAの選び方を前提として、デスクトップ型・クラウド型を中心にはじめての1本としておすすめの機種をご紹介します。

なお、以下のツールは、月々のコストが3~10万円ほど・初期費用が~30万円くらいの低コストで導入できるものばかりです。

はじめてのRPAツールでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

おすすめRPAツール【デスクトップ型】

大規模運用の可能性がある場合におすすめなのが以下のツールです。

  • UiPath
  • WinActor
  • Automation Anywhere
  • BizRobo
  • BluePrism

これらのツールは、シェアからして、世界3大ツール+国内2大ツールからなり、時々5大ツールと言われることがあります。

品質には定評があるので、どれを選んでも問題はありません。

業務の中でも何をしたいかを決めて、使いやすいものを選びましょう。

特色のあるデスクトップ型RPAツールとして、さらに3つのおすすめツールがあります。

Asteria Warp

Asteria Warp

こちらも、サーバ型の大型運用が可能。

月3万円から利用が可能という低価格ながら基本的な機能は十分に搭載されています。

この製品の特長は、ドラッグアンドドロップで簡単にロボットのシナリオが作成可能なこと。

さらに管理のサポート機能が充実しているところも魅力の一つです。

SynchRoid

SynchRoid

ソフトバンク株式会社が開発したRPAでAI・Pepperと連携が可能なRPAツールです。

情報の発信・接客などの必要がある場合には、SyncRoyd+Pepperのソリューションを提供することが可能です。

業種は選びますが、用途さえ合えば優秀なデスクトップ型RPAツールの一つです。

こちらもサーバ型に切り替えて運用することが可能ですので、コールセンターの運営などにも使いやすいRPAツールです。

PINOKIO

PINOKIO

中小企業ユーザーの多いデスクトップ型RPAツール。

OCR・レコーディング機能もついているお得感が高いのが特徴です。

サポートが無償で受けられるのも嬉しいポイントです。

おすすめRPAツール【クラウド型】

クラウド型RPAツールのメリットは、一般的に次の3点に集約されます。

  • メンテナンスフリー
  • 低価格
  • UIがユーザーフレンドリー

例えば、ドラッグドロップでシナリオができる製品もあります。

以前は「Webでしか使えない」「ブラウザ上でないと作業できない」が普通だったものが、今はアプリでもWebでも対応しているクラウドが出てきています。

そんなクラウド型RPAツールのおすすめ製品は次の通りです。

BizteX cobit

BizteX cobit

ドラッグアンドドロップで、シナリオ作成ができて、非エンジニア・現場担当者でも使いこなせるのが売りのクラウドRPAツールです。

利用アカウントの発行数、作成できるロボットの台数はともに無制限。

作業量で価格が変わるユニークな価格設定を行っています。

AUTORO

AUTORO

AUTORO(旧:ロボティッククラウド)も、非エンジニアが業務を自由に自動化できることに重点を置いています。

しかし、YAMLでコードを書くことによるワークフローの設定でより細かくロボットを動かすことができるようになり、エンジニアにも使い勝手のよいツールです。

keywalker

keywalker

データクロールに特化したクラウド型RPAツール。

なんと、数千万・数億ページからデータをクローリングで取ることが可能です。

ブラウザを自動操作する言語で、動くサイトからもデータを抽出できます。

BIツールTableauとも連携し、分析・見える化も簡単な操作で行えるのも特徴。

用途がデータクロール・マーケティング目的に限られてしまいますが、使いこなすと、「どんなデータでも取ってきて分析したくなる」と評判です。

UiPath

UiPath

実は、UiPath にも、クラウド型バージョンがあります。

API連携で、広くアプリケーションソフトウェアにも対応できるクラウド型RPAルールです。

「UiPathアカデミーや、ベンダー資格などを社内教育でも利用したい」という場合には最適な選択肢です。

フリーソフト・OSSは業務用には不向き

フリーソフト・OSSは業務用には不向き

フリーソフト、OSS(オープンソースソフトウェア)で特に無償のものは、結論から言いますと、あまりおすすめはできません。

理由は以下の通り。

  • 用途や機能が制限されている
  • ライセンス条件が厳しく、思わぬ訴訟リスクも
  • サポートが不十分、またはない場合も

RPAを企業で導入したい場合、フリーソフトやOSSでは業務を賄えない場合があります。

また、サポートが不十分なことも大きなデメリットといえるでしょう。

RPAを初めて導入する場合はサポートが充実したツールを契約するのがおすすめです。

【中小企業向け】低価格、ユーザーフレンドリーな「MICHIRU RPA」がおすすめ

注目!今なら「MICHIRU RPA」導入費用&30日お試し無料?

RPAは中小企業での導入も増えています。

MICHIRU RPAは、中小企業に人気なデスクトップ型RPAツール。

MICHIRU RPAは面倒な機能制限もシナリオ数制限もないうえに、フローティングライセンス方式を採用しています。

RPAを同時実行できる台数をライセンスとしてカウントする方式で、インストール台数には制限がありません。

さらにMICHIRU RPAは高性能ながらも月額5万円からと、同程度の性能をもつ他社製品と比較して低価格で使えることも魅力の一つです。

低価格でユーザーフレンドリーな使用感でありながらも、複数の台数を同時操作できるというパワフルな機能性で中小企業から絶大な支持を集めています。

RPAの導入をお考えの方は、まずはMICHIRUまでご相談ください。

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記事まとめ

記事まとめ

RPAツールを選ぶ際は、まず自動化したい業務内容を絞ったうえで、現場社員の知識や能力にあわせて最適なツールを選びましょう。

初めてRPAツールを導入する場合にはサポートの有無も考慮に入れる必要があります。

この記事を参考にして、初めてのRPAツールとして最適なものを選びましょう。

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