RPAお役立ち情報「NTTデータのRPA・WinActorの導入に向いている会社とは?」

NTTデータのRPA・WinActorの導入に向いている会社とは?

RPAお役立ち情報「NTTデータのRPA・WinActorの導入に向いている会社とは?」

WinActorはNTTデータから発売されているRPAツールです。

ロボットにシナリオ通りの操作をさせることにより、事務作業の作業時間を大幅に削減することができます。導入事例には従来の業務時間の9割もの削減を実現した事例があります。

RPAツール製品には多くの製品があり、どれを選ぶかが課題になります。

実際には、WinActorを導入すると業務の効率化・コスト削減の効果が出やすい会社と、他のソフトウェアを選んだほうが良い会社があります。

この記事ではWinActorを選ぶと効果的なのはどんな会社かを解説します。御社のRPA選びのご参考にしていただけると幸いです。

株式会社MICHIRU 取締役

この記事の監修担当者:
相馬 章人

2014年に医療・ヘルスケアITベンチャー企業に入社。人工知能やIoT技術を使用したプロダクト開発およびプロジェクトマネジメントを経験。2018年フリーランスのソフトウェアエンジニアとして企業・大学と連携し機械学習を用いた自然言語解析を行うプロジェクトに参画。2018年より株式会社MICHIRUに参画。主にカスタマーサクセスを担当。

目次

NTTデータのRPAツールWinActorは国内トップのシェア

WinActor

NTTデータのWinActorは、国内ベンダーとして、中小企業での導入企業
が最も多いRPAツールです。

(ノークリサーチ調べ。2019年12月公表
http://www.norkresearch.co.jp/pdf/2019RPA_user_rel1.pdf)

また、2020年1月に公表されたMM総研による調査によれば、大企業での採用数(部門ベース)UiPathがトップで、WinActorは3番手です。調査対象となった大企業の38%の部門が使っているRPAツールです。

自治体でも導入事例や、実証実験に広く使われています。

NTTデータのRPAツールWinActor特徴と機能の概要

NTTデータのRPAツールWinActor特徴と機能の概要

NTTブランドのイメージを背景に、広く日本の企業に使われているWinActorですが、次のような特徴・機能があります。

NTTデータWinActorの特徴

  • 環境と操作が比較的に簡単・・・設定が簡単で、シナリオ作成もコードを書かなくてよい
  • 100%日本語対応・・・純国産なので、サポートはすべて日本語で対応
  • NTTの研究所で開発・・・日本の事務作業を踏まえた設計・UIになっていて安心

NTTデータWinActorの機能とは?

WinActorの機能は次の通りです。

シナリオ作成

コードを書かなくても作成が可能です。ロボット=デジタルレーバーが、シナリオの通りにPC操作を行います。

レコーディング

一度行った操作をレコーディングで記録、何度でも繰り返すことができます。

ライブラリ

ライブラリには、「RPAの部品」が多く収録されており、いつでもシナリオ作成に利用することができます。

DB連携

ODBC(Open Database Connectivity)経由で、外部DBのデータを取り込みやすくしています。

高度のセキュリティ

通信・接続・UI・認証など、エンタープライズユーザーにとって使いやすい十分なセキュリティ機能を提供しています。

NTTデータWinActor導入のメリット

NTTデータWinActor導入のメリット

NTTデータWinActorは、RPAである以上、業務の時間を短縮できることや、コストカットの効果・作業の正確性の担保などの効果が期待できることはもちろんですが、その他にも他の製品との比較で次のようなメリットがあります。

コードを書かなくてもシナリオ作成が可能

基本的にマウス操作でシナリオが作成できるので、プログラミングがわからない方でも操作が可能です。

ほとんどのPC上の作業を自動化可能

NTTデータのWinActorなら、Windows端末のあらゆるソフトに対応しており、極めて多くの作業を自動化できます。ERP・OCR・電子決済も、共同利用型のシステムにも対応しています。

日本語によるフルサポート・おまかせ導入も

NTTグループのネットワークを使い、海外拠点で日本語環境を使うユーザーにも対応しています。マニュアルももちろん日本語で提供されています。

また、NTT東日本によるおまかせRPAのように、導入支援~開発まで支援するサービスや、検定のための講座といった研修プログラムもあり、サポートを超えたサービスも利用できます。

NTT東日本・西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、NTTコムウェアなどの関連会社からも導入・サービスの問い合わせができる上、外部Solution Partnersの認定も盛んにおこなわれていて、サービスの窓口も充実しています。

導入がしやすく、運用を大きくしやすい

1台から利用することも可能なので、導入期間を短くすることができます。

RPAツールはどうしても導入準備段階に時間がかかります。

WinActorの環境構築が簡単で、インストールしてすぐ使える手軽さはユーザーにとって助かります。

一方で、大きな運用を目指す場合は、管理ツールの提供とサーバ用の料金プランを選択するとよいでしょう。運用の規模を選ばず導入できることもメリットと言えるでしょう。

コストも他の有名製品よりは手ごろ

サーバ型RPAを利用したい大手企業にとっても、1台から始めたい中小企業にとっても、他の製品に比べてコストが抑えられます。

1台で運用を始める場合、年間90万円~の価格設定となっています。

NTTグループの会社がベンダーだと、導入しやすいことがある

ベンダーの審査が規定で厳しい会社も、NTTブランドへの信頼があるため、調達しやすい、ということがあるでしょう。

デメリット

デメリット

RPAツールがすべての業務に向いているわけではないことから、WinActorの最大のデメリットは、他の製品と同様、導入に失敗のリスクがあることです。

使いこなせれば活用できるのですが、そのためには、RPA技術者検定などで、RPAを使える人材を社内で養成することが必要と考えておきましょう。

また、クラウド型でもっと手軽に使いたい、最小構成でシステムの負荷をかけずに軽く使いたい、といったニーズにはこたえていません。

また、サポートもしっかりしているだけに、コストの面では最安の部類ではない点にも留意しておきましょう。

無償で使えるの?

WinActorには1か月の無償トライアルがあります。長い期間ではないものの、無料で使える期間で導入前に使用感を確認することができます。

導入前のトライアルは製品選定のキーポイントになりますので、ぜひトライアルで知りたいことを確認してみましょう。

NTTデータ主催RPA技術者検定とは?

RPA技術者検定は、WinActorの初級~上級者までが受験できる資格試験です。

全くの初心者には、無料で受講できる入門講座があります。全国の受験会場で受験できます。

中級以上の技術者なら、トラブルシューティングなどの運用スキルの証明に利用できます。

今後この検定資格を持っている人の求人も増える見込みです。教育訓練給付金の対象となる公式講座もヒューマンリソシアなどで開かれています。

WinActorユーザーフォーラムでも検定の情報交換が活発にされています。

こんな会社にはWinActorがおすすめ

こんな会社にはWinActorがおすすめ

上記から、WinActorを使うとメリットがある会社は、下記のような会社と考えられます。

  1. 国産のRPAで運用をしたい
  2. 将来的にはサーバで多数のロボットを管理する大型の運用を目指したいが、最初はスモールスタートでじっくり取り組みたい
  3. 大手ベンダーのほうが、ベンダー起用の社内規則から通しやすい
  4. 安心できるセキュリティ体制が欲しい
  5. 関連するサービスや、検定を利用したい

中小企業に優しいRPA、MICHIRU RPAが向いているユーザーとは?

WinActorをトライアルで利用してみて、UIがもう少し直感的に操作ができるものがいい、もう少し価格が下げられないか、などの要望が出てくるでしょう。

特に中小企業のユーザーには、なるべく予算を抑えたいと思う方も多いのではないでしょうか。

そこで、ロボットを知り尽くした技術者によって開発された国産RPAツールであるMICHIRU RPAを検討することをお勧めします。

MICHIRU RPAは定期セミナーで、講師が基本操作や、フローの作成を教えてくれます。

もちろん、受講者には、MICHIRU RPAのライセンスもありますので、十分に使って触れて検討することができます。

初期費用10万円+月々の費用が5万円からの低コストで導入でき、使用台数の制限がないフローティングライセンス方式を採用しているため、無駄がありません。

まとめ

以上の通り、NTTデータのRPA・WinActorは、国産でサポートも日本語対応があり、利用企業内での教育研修もしやすく、運用も1台から多数台まで伸縮自在で、広く業務・作業の自動化に利用できる、信頼できるRPAツールです。

ただし、業務で使うツールですので、実際に触ってみて使用感を確かめることが大事です。

また、最近はRPAツールの価格も、クラウド型のツールを中心に手ごろになっている傾向があります。他のツールにも触ってみて、使い勝手を確かめながら最終的に製品を決定することをお勧めします。

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