富士通のRPAツールは自治体向け「Axelute」など特色のあるソリューション!

富士通の3種類のRPAを紹介。自治体向けAxeluteとは?

富士通は、RPA市場では国内3位のベンダーです。

富士通は他の文書管理ソリューションや、AI-OCRソリューションにも強みを持っています。

RPAツールとこれらのソリューションとの組み合わせで、企業・公共機関の業務の自動化をワンストップで進めるサービスを提供しています。

受託開発に加えて、パッケージソフトウェアのいくつかの製品ラインナップを持ち、大手企業中心に販路を持っている他、自治体向けのソリューションを発売しているところに特色があります。

この記事では、自治体向けソリューションを中心に、富士通のRPAをご紹介します。

株式会社MICHIRU 取締役

この記事の監修担当者:
相馬 章人

2014年に医療・ヘルスケアITベンチャー企業に入社。人工知能やIoT技術を使用したプロダクト開発およびプロジェクトマネジメントを経験。2018年フリーランスのソフトウェアエンジニアとして企業・大学と連携し機械学習を用いた自然言語解析を行うプロジェクトに参画。2018年より株式会社MICHIRUに参画。主にカスタマーサクセスを担当。

目次

富士通の主なRPA製品を紹介

DX推進のスキルに関する資格3選
2018年にIDCが日本国内市場を対象にした調査では、富士通のRPAは市場シェア第三位、1位のNTTデータ、2位のUiPathに次ぐ地位を占めています。

富士通はRPAソリューションを受託開発する事業を行うと同時に、次のようなシリーズのRPAツールをパッケージソリューションとして提供しています。

Axelute

デスクトップ型・フローティング型・サーバ型の3運用形態を持つ富士通のRPAツール。

自治体向けにも製品ラインナップを持っています。

Genest

GUIの自動化に特色のあるRPAツールで、発売元は富士通コンピューターテクノロジーズです。

EntreQue

クラウドサーバ型自動化システム。RPAツールをこのクラウドサーバで運用できます。

AxeluteとGenestの2つの製品は、ロボットを動かすシナリオをひな型化するなどして、自動化を導入しやすい形式にし、非エンジニアのユーザーも使いやすいように工夫されています。

そもそも、富士通には、文書管理ソリューション・AI-OCRソリューションに強みがあるので、RPAとこれらのソリューションを組み合わせて導入できます。

UiPathや、WinActorなどの有名製品と比ると、一連のソリューションをワンストップで提供できる点は、富士通のRPAソリューションの強みとなっています。

こうした強みがあるため、富士通が国内シェア上位の一画を占めているものと考えられます。

また、富士通のソリューションは、操作性についても、強みがあります。

UIは国内のユーザーを意識して作られ、日本語で画面上にある操作のガイダンスをフォローすると、比較的に簡単に操作ができる点も、使いやすいと言われているところです。

自治体向けRPAツール「Axelute for IC21」とは?

富士通が自治体向けに発売しているのが「Axelute for IC 21」です。

日本の地方自治体は、総務省が主導し「スマート自治体」構想の実現を進めているところですが、富士通のこの製品も、RPAをスマート自治体の実現に向けて活用しやすいように設計されています。

自治体が業務の自動化を進める背景

自治体は、総務省が主導して、「スマート自治体」構想の実現を急いでいます。

特に、2018年に各地で行われたRPAツールの実証実験移行、本格導入を実行する自治体も増えました。

総務省が調査・シミュレーションの上、まとめたところによると、2040年には4分の1の自治体で人口が減少、そのころには行政サービスを受ける高齢者が増えて、このままいくと自治体職員で高齢者に対するサービスを支えきれないとの危機が訪れるとされます。

そこで、スマート自治体構想においては、AI、RPAの十分な利活用を行うこと、そして行政のクラウド化が目標とされています。富士通は、この機会を狙って自治体向けのソリューションを2019年から販売してします。

>自動化の対象業務としては、各自治体とも税の出納・文書作成・議事録・経理業務など、単純な事務作業に対してRPAツールの導入を進めています。

自動化では、埼玉県・奈良県・三重県・松山市・武蔵野市などが先進事例とされており、住民の多い大都市圏ほど導入が進んでいます。

Axelute for IC21の特徴

富士通の自治体向けソリューション「Axelute for IC21」では、まずシナリオ作成の操作性を向上させています。

さらに、早期に導入から運用にまでスムースに移行できるよう、自治体の業務の特徴に合わせた以下のようなシナリオテンプレートを提供しています。

Axeluteは既存のシステムである、MCJET・IPKNOWLEDGEに合わせて使うと最適化されますので、ひな型もこれらのシステムとの連携用に作られています。

MCJET(住民情報システム)用

  • 住民情報住民記録:全部転入業務における入力作業の自動化
  • 税務情報:住民税特別徴収異動届の入力作業の自動化
  • 税務情報課税支援:システムの入力情報を住民税システムへ自動入力
  • 国民健康保険:簡易申告書入力の自動化住宅管理申請書入力作業の自動化

IPKNOWLEDGE(内部情報システム)用

  • 内部情報共通業務:データ抽出からExcel帳票作成支援までを自動化
  • 財務会計日次・月次決算:帳票の出力作業自動化
  • 財務会計:予算執行における伝票の連続起票を自動化

富士通「Axelute for IC21」を活用した導入事例

自治体・教育機関のDX推進事例3選

導入例①自治体A

富士通公式ページの発表によると、自治体Aでは「Axelute for IC21」導入により財務情報の業務をRPAで自動化することにより年間192時間の削減が実現しました。

これまでに費やしていた財務情報業務にかかっていた工数のうち、約80%が削減。

事務的業務の多い自治体において、RPAでの業務効率化は非常に有効であると言えそうです。

参照:https://pr.fujitsu.com/jp/news/2019/04/18.html

導入例②自治体B

また、自治体Bでは「Axelute for IC21」導入で住宅管理業務を自動化。具体的には、申請書の入力作業をRPAツールで自動化しました。

これにより自治体Bでは、年間89時間の削減が実現しました。

これは、これまで住宅管理の申請書入力にかかっていたうち、約83%の工数。

RPAで自動化しやすい単純な業務を自動化してしまうことで、従業員はよりコアな部分の業務に注力することができます。

DX推進に成功した企業・自治体の事例を詳しく見る

まとめ

以上、富士通のRPAソリューションを、自治体向けパッケージソリューションを中心に紹介しました。

同パッケージソリューションは、シナリオテンプレートや、操作性の点で工夫が凝らされて、スマート自治体構想の実現を下支えしています。

RPAの最新動向を知る上での参考にしていただけましたら幸いです。

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