RPAを実行するタイミングの曜日によって、その後の処理を変えたい場面はありませんか。
例えば、このようなケースです。
- 月曜日に作成する売上レポートは前週の金曜日分、火~金曜日は前日分を対象にしたい
- 金曜日のみ、データのバックアップを取りたい
- 土日のみ、日報未提出者へのチャット通知を停止したい
今回は、自動操作セットの実行日の曜日を判定して、これらの処理を可能にする方法を3つ紹介します。
追加スクリプト「曜日や祝日の判定」で今日の曜日を判定
今日の曜日を数値で取得します。

- 操作メニューの「関数/スクリプト」から「追加スクリプト」の操作を追加し、「日付関係」の「曜日や祝日の判定」を選択
- 確認日欄に「Date」 と入力
- 保存先に任意のデータ保存先を設定
実行すると下記に対応する数値が取得されます。
0:日付として認識できない
1:月
2:火
3:水
4:木
5:金
6:土
7:日
確認日が祝日かどうかの判定もできます。詳しくはヘルプセンターをご覧ください。
「データ保存」で今日の曜日を判定
weekday関数を使って曜日を数値で取得します。

- 操作メニューの「関数/スクリプト」から「データ保存」の操作を追加
- 保存値欄に「weekday(date)」 と入力
- 保存先に任意のデータ保存先を設定
実行すると下記に対応する数値が取得されます。
1:日
2:月
3:火
4:水
5:木
6:金
7:土
※追加スクリプト「曜日や祝日の判定」で取得される数値とは対応する曜日が異なるので注意
「日付取得」で今日の曜日を判定
指定式を設定して、曜日を文字列で取得します。

- 操作メニューの「関数/スクリプト」から「日付取得」の操作を追加
- 対象日付欄に「Date」 と入力
- 日付形式のプルダウンメニューから「直接指定」を選択
- 指定式欄に「aaa」と入力
- 保存先に任意のデータ保存先を設定
実行すると、曜日が漢字一文字の形式で取得されます。
指定式を「aaaa」に設定すると、「○曜日」という形式で文字列が取得されます。
用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
補足説明
曜日を数字で取得すると、その後に続く条件分岐等の処理で「数字:以上の場合」「数字:以下の場合」「数字:範囲内の場合」といった条件を使用できます。
一方、曜日を文字列で取得する方法は、そのまま文字列として入力値に使用したい場合に便利です。
用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
まとめ
今日の曜日を取得する方法を3つご紹介しました。
RPA実行日の曜日によって処理を分けたい場合に役立つ方法です。
ぜひ日々の業務にご活用ください!


