時間のかかる単純な定型業務を自動化してくれるRPAツール。
「導入したい!」と考えRPAについて調べてみるも、導入コストが高くなりそうとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では「IT投資はできるだけ抑えたい」「なるべく少ないリスクで導入したい」と考えている方に向けて、「RPAとは?」のおさらいから「無料で導入できるRPAツールの紹介」と「ツールを比較するときのポイント」について解説していきます。
RPAとは
RPAとは「Robotic Process Automation」の略です。
RPAの国内利用率について、MM総研の「RPA国内利用動向調査 2022(2022年9月調査)」によると、年商50億円以上の企業での導入率は「45%」と半数近い企業が導入するまでになっています。
RPAが登場したのが2016年後半ごろですので、約6~7年の間に多くの企業でRPAが導入されるようになってきています。
RPAでできること
次のような業務を自動化することができます。
- インターネットのブラウザから情報を収集する業務
- Excelへのデータ入力や別ファイルへの転記業務
- 基幹システムからのデータ出力・入力業務
- 各帳票のプリント作業
- 定型文のメール自動送信
RPAを導入するメリット
定期的に実施している業務をRPAに置き換えることで、以下のようなメリットがあります。
- 売り上げにつながる作業時間の確保
- 少子高齢化社会による「生産年齢人口不足」に対応できる
- 業務効率や生産性が向上する
- 人為的なミスが削減されることによる品質UP など
そんなRPAですが、自動化を実現する為には各社が提供してる「RPAツール」を導入し代わりに働いてくれるロボットを開発する必要があります。
現在、RPAツールは利用者のにニーズに合わせて様々な特徴をもったツールがどんどん登場してきています。
導入する際の選択肢は増えるのは喜ばしいですが、反面どのツールを利用すれば良いのか判断が難しくなってきています。
また、必要な機能は備わっていても「それ以外の機能が多すぎる」と使いづらさを感じてしまう可能性も秘めています。
RPAは導入することで、たくさんのメリットが存在します。
そのメリットを享受するためには、しっかりと導入するツールの見極めが必要です。
RPAツールはどうやって選ぶのか
大前提としてRPAツールは「自動化したい業務に合ったツール」を導入するのがおすすめですが、その際に比較した方が良いポイントを解説します。
比較すべきポイント
- 求めている機能が備わっているか
- セキュリティ面
- サポート体制
- インターフェイスの使いやすさ
- 導入プラン
- ロボットの起動方法
- 複数ロボットの同時実行可否
- 国産ツール or 海外ツール
それでは、一つずつ解説していきます。
求めている機能が備わっているか
対象業務を自動化するために必要な機能が、ツールに備わっているか確認します。
ツールによって「業務システムとの連携」「画像認識機能」「印刷機能」「OCR機能」など備わっている機能は様々です。
そのためにも、あらかじめ自動化したいと考えている業務をフローに落とし込み、どんな機能が必要になるのかピックアップしておきましょう。
その上で各ツールに備わっている機能を比較し選定していきます。
注意点としては、今後自動化を拡張していく予定なのか、拡張していくのであればどんな機能が必要となるのかも想定し比較する必要があります。
導入後に「実は必要な機能が不足していた」となっても、稼働しているロボットがあると入れ替えは容易ではありませんので注意が必要です。
セキュリティ面
自社のセキュリティポリシーにあったRPAツールなのかを確認しておきます。
例えばRPAツールで業務システムを操作する場合、業務システム内にあるデータへアクセスする事になります。
その場合、アクセスできる範囲の制限を人と同じように設ける必要があるため、ログインアカウントで制限をするのか、RPAツールで制限をするのかを検討しておきましょう。
RPAツールで制限する場合は、その制限が可能なツールなのかを確認しておきます。
サポート体制
RPA導入後に発生する課題として「どの業務が自動化できるのか分からない」「ロボット開発が上手く出来ない・時間がかかる」などがあります。
その場合に必要となるのがベンダーが提供している各種サポート体制です。
サポート体制はベンダーによって提供している内容が違うため、「導入は支援してほしい」と検討している場合は、導入支援サービスのあるツールを選択するなど「どこまでのサポート体制が必要なのか」検討しておきましょう。
よくあるサポート体制
- 導入支援
RPAソフトインストールなどの環境構築、自動化対象業務の選定、業務フローの棚卸 など - 開発支援
ロボット開発サポート、常駐開発者の派遣、設定の複雑な業務の開発に関するアドバイス など - 問い合わせサポート
電話での問い合わせ、チャットサポート、メール問い合わせ など - セミナー
ツールの使用方法に関するセミナー、ロボット開発の方法に関するセミナー など - 学習環境の提供
e-lerning環境の提供、開発学習動画 など
インターフェイスの使いやすさ
他の項目に気を取れら見落としがちなのがインターフェイスの見やすさ・使いやすさです。
比較ポイントの優先順位としては低くても問題ないですが、「感覚的に使用できるか」「プログラミング経験がなくても簡単に使用できるか」については重要なポイントです。
ExcelやWordについては長年見慣れている方が多いため、使用することに違和感はないですが、RPAは新しいツールになるため「なるべく違和感なく使用が開始できる」ということは、その後のRPA進捗率を上げる一つの要因になります。
無料トライアルなどを利用し、あらかじめ操作感を確かめてから導入することをおすすめします。
導入プラン
RPAはスモールスタートすることが成功のカギとよく言われています。
はじめは身近な業務から自動化を開始し費用対効果を確認した上で、徐々に規模を拡張していくと失敗も少なくスムーズな導入が行えます。
身近な業務の自動化だけを実施する場合は問題ないですが、今後規模を拡張していきたいと考えている場合は、RPAツールの利用プランとしてスケールアップができるプランがあるか確認しておきましょう。
プラン例
- 開発者用のアカウントは最小で契約を開始し、規模を拡張するタイミングでアカウントを増やすことができる
- デスクトップ型の個人利用から開始し、規模を拡張するタイミングでサーバ型へスケールアップすることができる
ロボットの実行方法
ロボットを実行する方法には「手動実行」「スケジュール実行」があります。
手動実行は人の手で実行ボタンを押し実行する方法で、スケジュール実行はあらかじめ決めておいた予定にしたがって自動で実行する方法です。
営業時間内に実行するロボットであれば手動実行でも問題ないですが、深夜や早朝にロボットを実行し出力された結果を使って朝から業務を開始したいなどの希望がある場合は、スケジュール実行ができるツールを導入する必要があります。
複数ロボットの同時実行可否
自動化を適用する規模が大きくなってきたときに重要なポイントになります。
単発実行しかできない場合は、実行したロボットが終了するまでは次の実行ができないため一日の実行数が限られてしまいますが、同時実行が可能な場合は、ツールが許す限り同時の実行が可能なため効率の良い自動化が実現できます。
今後、規模を拡張したいと考えている場合は、同時実行ができるツールをおすすめします。
国産ツール or 海外ツール
一概にどちらが良いとはいえませんが、国産ツールの場合は日本の文化や風習などを理解しているエンジニアがツールの開発をしているため、日本人が感覚的に使いやすいというメリットがあります。
ただし、技術面でいうと海外ツールの方が進んでいる可能性がありますので、少々の使いづらさは目を瞑り最新の技術がアップデートされているツールを選択するのも一つです。(UiPathは海外ツールですが日本のユーザを重視しており、日本ユーザの意見を取り入れた機能追加なども実施しています)
ここまではRPAツールの比較ポイントについて解説しましたが、実はもう一つ比較が必要なポイントがあります。
それは「価格」です。
RPAツールを探している中で有料ツールはもちろんのこと、無料で使えるRPAツールも検索に引っかかったのではないでしょうか。
イメージでは「無料のツールは使えない」と思ってしまいそうですが、実際はどうでしょう。
次は無料で使えるRPAツールにフォーカスし、メリットやデメリットを踏まえ解説します。
無料でも問題ない?メリットやデメリットを紹介
結論としては「無料RPAツールでも問題ありません」。
ただし、想定している自動化対象の業務に条件がマッチしているかがポイントになります。
それでは、無料ツールのメリットとデメリットについて解説します。
メリット
すぐに利用が開始できる
各社のサイトでユーザー登録などの手続きをすれば、簡単に利用開始できるケースが多いです。
忙しい中でRPAツールの比較をしている方が多いと思いますので、開始までのタイムラグが少ないのは大きなメリットです。
試行錯誤する時間が確保できる
有料ツールを導入した場合、導入したタイミングから費用が掛かるため効果に直結した活動が重視されてしまい、色々な試行錯誤を実施する時間の確保がしにくいという問題があります。
一方で無料ツールの場合は、費用はかかっていませんので「どういった業務だと自動化しやすいのか」「どう運用すれば浸透しやすいのか」など色々と試行錯誤する時間を確保できるというメリットがあります。
リスクを軽減できる
RPAツールが無料であれば、導入する際のリスクが軽減され無駄なIT投資をしなくてすみます。
素早く成功体験を得ることができる
「すぐに利用が開始できる」にも繋がりますが、無料ツールはシンプルな活用を目的としているものが多いため、ロボットの開発から自動化の実現が短期間で行え「これが自動化か」という成功体験をスムーズに得ることができるというメリットがあります。
デメリット
機能制限がある
ツールにもよりますが、使える機能に制限があります。
自動化を進めていくと「こういった業務も自動化したい」と考えが膨らみますが、無料ツールだとすべての業務に対応した自動化は行えない可能性があります。
十分なサポートが得られない
メールやチャットサポートといった問い合わせや、開発支援などの導入サポートなどは無料ツールの場合、提供されていないケースがあります。
手厚いサポートを受けたい方は導入前に有料ツールも検討する必要があります。
大規模な運用には向いていない
無料のRPAツールは個人のパソコン上で完結するものが多く、サーバーやクラウド上での管理ができません。
そのため、適用範囲を広げた場合、ロボットが属人化してしまったり、管理しきれないロボットが発生したりなどセキュリティ面でみても正常運用ができない可能性があります。
無料のRPAツールでも問題ないですが、無料だからこそのデメリットも存在します。
スモールスタートで自社の自動化したい業務とマッチしているのであれば、無料ツールでも問題ありません。
ただし、無料ツールの場合は機能制限などのデメリットが存在していることも理解してツールは比較しましょう。
また、選択肢としては無料ライセンスがついているRPAツールもおすすめです。
無料ライセンス期間がついていれば、無料ツールと同様にツールの操作感やインターフェイスを確認し業務を自動化することができます。
そこで運用方法などを検討し問題なければ有料版へアップグレードし、導入支援や開発支援などのサポートを受けることができるため導入に無駄が発生しません。
【2023年版】無料ツールおすすめ7選!
それでは、無料で利用できるRPAツールについて特徴などを踏まえて解説します。
後半は無料ライセンスつきのRPAツールについても解説しているので、比較の参考にして頂ければと思います。
マクロマン
提供会社 | コクー株式会社 |
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費用 | 無料 |
提供形態 | デスクトップ型のRPAツール。ベンダーサイトにて必要情報を入力し、受信したメール内にあるURLからソフトをダウンロードして利用します。 |
サポート体制 | 第一歩を踏み出すための学習用オンラインマニュアルや、開発用のオンラインマニュアルが準備されています。また、有料にはなりますがオンライン相談窓口や常駐派遣・スポット派遣もサポートとして利用できます。 |
特徴 | マクロマンは無料で利用できます。特に機能制限もなく使用できるというメリットがあります。 ユーザーインターフェースもシンプルで直感的に操作しやすく、スムーズにロボット開発が行えます。 国産ツールになりますので、各項目の名前や説明書きの日本語に違和感なく使用できます。 |
公式サイト | https://www.macroman.jp/ |
Microsoft Power Automate Desktop
提供会社 | Microsoft |
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費用 | 無料 |
提供形態 | デスクトップ型のRPAツール。Microsoftのサイトよりソフトをダウンロードし初期設定をすることで利用が可能です。 |
サポート体制 | Microsoftが無償利用を目的に提供しているツールのため基本的にサポートはありません。 問題が発生した場合はホームページで公開している情報を自分たちで確認し解決していく必要があります。 ただし、Microsoftの公式サイトにトレーニングサイトが設けられていますので初歩的なスキルは学ぶことが出来ます。 |
特徴 | マイクロソフト製品のため、Officeソフトとの親和性が高いツールです。ユーザーインターフェースについても、今までExcelなどを使用していた方であれば特に問題なく開発を進めることが出来ます。 ただし、あくまでも無料ルーツになるためビジネスクリティカルな場面の利用には注意が必要です。 |
公式サイト | https://powerautomate.microsoft.com/ja-jp/robotic-process-automation/ |
UiPath Community Edition
提供会社 | UiPath社 |
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費用 | 無料 |
提供形態 | デスクトップ型のRPAツール。UiPathのサイトでユーザー登録をしソフトをダウンロードして利用します。(今後はWeb版も提供予定) |
サポート体制 | 豊富な動画付き無料オンライントレーニングサイトが用意されています。問い合わせについてはメールサポートがあります。 また、開発レベルに合わせた認定資格も準備されています。 |
特徴 | 多くのアプリケーションに対応しており、その操作精度も高いのが特徴です。ユーザインターフェースも視覚的に見やすく作られており、直感的に操作が可能です。 一部機能制限はありますが、小規模な自動化であれば問題なく対応ができます。 ただし、できることの範囲が広いため慣れるまでは開発に迷う可能性もあります。 |
公式サイト | https://www.uipath.com/ja |
Automation Anywhere Community Edition
提供会社 | Automation Anywhere |
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費用 | 無料 |
提供形態 | クラウド型のRPAツール。ソフトのインストールは必要なく、ベンダーサイトにアクセスし必要事項を入力するとメールが届きますので、その情報を利用してログインすれば簡単に利用が可能です。 |
サポート体制 | 操作方法を学習することができるAutomation Anywhere Universityというオンラインコンテンツが存在しています。また、定期的にセミナーが開催されており開発に関するものだけではなく、自動化に関する疑問や解決策といった内容のセミナーも開催されています。 他にも利用者同士のコミュニティや認定資格なども準備されています。 |
特徴 | 日本では後発組のRPAツールだった為に知名度はそこまで高くないですが、世界的にみるとトップクラスのシェアを誇るRPAツールです。スケジュール実行などの一部機能制限はありますが、ほぼフル機能でロボットを開発することができます。ただし利用は「個人」か「小規模事業者」に限定されているため、ビジネスクリティカルな場面で使用するときは注意が必要です。 |
公式サイト | https://www.automationanywhere.com/jp |
AUTORO
提供会社 | オートロ株式会社 |
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費用 | 月額10万円~(初期費用別)、2週間の無料トライアル期間あり |
提供形態 | クラウド型のRPAツール。担当者と課題の打ち合わせを実施し、その後無料トライアル期間がはじまり利用を開始できます。 |
サポート体制 | 回答スピードに定評のあるチャットサポートや定期的にセミナーが開催されています。お役立ちブログがありRPAの基本情報や活用事例などが記載されたページが多数存在しています。 |
特徴 | クラウド型ツールのため簡単に利用開始ができます。多数のAPI連携機能を標準搭載しており、Excelやkintone、Salesforceを始めとした多数のツールとAPI連携が可能です。これら豊富な連携カスタマイズ機能を活用することで、非常に幅広い自動化を実現可能です。ユーザーインターフェースもシンプルで見やすく、直感的に操作しやすくなっています。 |
公式サイト | https://autoro.io/ |
BizRobo!
提供会社 | RPAテクノロジーズ株式会社 |
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費用 | 〔BizRobo! mini:年額90万円〕〔BizRobo! Lite:初期費用20万円、年額120万円〕〔BizRobo! Basic:年額720万円〕1か月の無料トライアル期間あり(※価格は変動の可能性あり) |
提供形態 | デスクトップ型 or サーバ型。ライセンス契約をした後はポータルサイトよりソフトをダウンロードし、パソコンにインストールすることで使用できます。 |
サポート体制 | 学習用のe-lerningサイトが準備されており、よくある処理内容についてカバーされています。また、各ナレッジが集約されたサイトやコミュニティもあるため、課題が出てきても解決できる手段が用意されています。 最近はYouTubeでも開発手法について公開されています。 問い合わせについては、BizRobo!Potarlのページから技術者へメールにて問い合わせをすることもできます。 |
特徴 | 大規模に自動化を適用していきたいと考えている企業へ向いているツールです。1ライセンスで複数のパソコンへツールをインストールでき、一元管理ツールも用意されているため統制の取れたプロジェクトの進行が可能です。ツールはデスクトップ型とサーバ型が準備されているため、最初はデスクトップ型でスモールスタートし、後ほどサーバ型に変更し大規模運用に切り替えることも可能です。 |
公式サイト | https://rpa-technologies.com/ |
WinActor
提供会社 | NTTアドバンステクノロジ株式会社 |
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費用 | 〔フル機能:908,000円/年〕〔実行版:248,000円/年〕30日間の無料トライアル期間あり(※価格は変動の可能性あり) ※WinActorには、1台だけで使用できる「ノードロックライセンス」と複数台で利用できる「フローティングライセンス」があります。参考価格として記載しているのは、「ノードロックライセンス」の費用になります。「フローティングライセンス」は提供しているベンダーによって差があるため比較が必要です。 |
提供形態 | デスクトップ型のRPAツールです。ベンダーからインストーラーが同梱されているZIPファイルを受け取りパソコンにソフトをインストールする事で利用が開始できます。 有料版にアップグレードしたい場合は、インストール済みのWinActorに対しベンダーから受け取った有料ライセンスを登録することで簡単に利用が開始できるため、スムーズなスケールアップが可能です。 |
サポート体制 | 「COBOTPIA」とよばれるRPAユーザーが、お互いの知識やノウハウを交換するコミュニティーサイトがあり、そこへ質問を投稿する事で同じRPAユーザが回答してくれるような仕組みがあります。また、「COBOTPIA GYM」とよばれるサイトでは、eラーニングなどの学習コンテンツがまとめられたサイトもあり自動化の初期段階で躓かないような取り組みが実施されています。 |
特徴 | WinActorはNTTグループが提供している純国産のRPAツールです。Windows端末上のアプリケーションを操作することに長けていて、利用できるアプリケーションに制限はありません。こちらもプログラミング知識は不要で、アクションごとに説明書きがあり何をすればいいか分かりやすい仕様になっています。ユーザ部門主導でも開発しやすいツールのため、ユーザ主体で自動化の導入を進める場合にはおすすめです。 |
公式サイト | https://winactor.com/ |
ツールでお悩みなら低価格&ユーザーフレンドリーな使用感が特徴の「MICHIRU RPA」がおすすめ
RPAの導入を検討されているなら「MICHIRU RPA」がおすすめです。
「MICHIRU RPA」は、これまで700社以上のお客様にご利用いただいており、プログラミングスキルは不要で、簡単な操作で自動化を実現できるようなツールになっています。
提供会社 | 株式会社MICHIRU |
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費用 | 初期費用10万円+月額5万円 |
提供形態 | デスクトップ型。パソコンにソフトをインストールすることで使用することができます。 |
サポート体制 | 開発に関する質問はメールやチャットでのサポートが準備されています。 また、導入サポートはもちろんのこと、オンラインにて操作勉強会などのセミナーが定期的に開催されているため、自動化を進めるためのヒントや開発方法についての知識などが身に着けられる仕組みがあります。 |
公式サイト | https://michiru.co.jp/rpa-ad/ |
こんな業務が自動化できます
- エクセルに記載されているデータの基幹システムへの登録業務
- 営業実績など社内報告用の資料作成作業
- Web上にある情報を定期的に取得し、データの加工や出力する業務
- 請求書や運用レポートを指定された書式へ転記する業務
- 複数システムをまたいだデータの入力業務など
「MICHIRU RPA」の特徴
ユーザーインターフェースがシンプルで直感的に操作しやすく、プログラミング経験がない人でも簡単にストレスフリーな操作が可能です。
慣れてくればロボットを自作していくことも可能です。
ITスキルが豊富でなくても自分たちでカスタマイズやメンテナンスもできる汎用性の高いRPAツールです。
また、導入サポートもあるため、導入後に「何からはじめたらいいか分からない」ということはありません。
デスクトップで操作できるものなら基本的にすべてロボットに代行させることが可能です。
また、チャットツールとの連携も可能なため、実行完了時やエラー時にチャットへ通知を送ることもできます。
今までの眠たくなるような単純業務から解放され、本来携わるべき業務に集中できます。
月額の高いRPAツールだと、費用対効果やリスクが先行してしまい自動化への第一歩を踏み出しにくいですが、「MICHIRU RPA」であれば、高機能で高コスパなツールため「あなたにとってはじめてのRPA」に向いているツールです。
また、定期的に以下のセミナーを実施していますのでご興味ある方はご参加ください。
導入済みの企業様から数多くの高い評価をいただいているRPAツールです。少しでも気になる場合はぜひお気軽にお問合せください。
記事まとめ
今回は、2023年版の無料RPAツールおすすめ7選と、ツールの比較ポイントについて解説しました。
RPAが市場に登場してから時間も経ち、たくさんのツールが提供されています。
いろんなニーズに対応するツールが増えた事はメリットもあり喜ばしいことですが、比較する側の力量も必要になってきています。
大前提としては、自分たちの自動化の目的・規模にあったツールを選択することが大事ですが、それを実現できるか体感するためにも各社が提供している無料トライアル期間をうまく利用することが重要です。
本記事で紹介した比較ポイントを参考にしながら、存分に無料トライアル期間のメリットを利用し理想のツールに出会いましょう。