ビジネスにおいて「少子高齢化」や「働き方改革」などにより、生産性の向上がますます重要となる中、多くの企業でRPA(Robotic Process Automation)の導入が進められています。
しかし「役に立たない」「使えない」「効果がよくわからない」といった理由から、せっかくRPAを導入したにも関わらず失敗に終わってしまうケースが散見されています。
そこで本記事では、RPAは本当に使えないツールなのか、RPA導入の効果を得やすい企業はどんな特徴があるのかを解説します。
RPAの導入を検討している中で「RPAは役に立たない」といったネガティブな情報が気になり、導入に踏み切れない企業は多くあると思いますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
RPAが役に立たないと言われる理由は?よくある失敗事例
RPAが「役に立たない」と感じる企業の多くで、導入後に同じような問題が発生しているようです。
そういった事例を踏まえ、RPAが役に立たないと言われてしまう理由を解説していきます。
役に立たない理由① 期待していたほど自動化ができない
RPAについて、今では定型作業の自動化を得意としている情報が定着してきいますが、以前は「どんな業務でも自動化できる」イメージがありました。
そのため、実は自社の業務の傾向として「人間の判断が必要」や「作業分岐が複雑」といった業務が多くあり、RPA導入の効果を十分に感じることができないようなケースが散見されていました。
そういった状況から、期待値と現実にギャップは発生してしまい「役に立たない」と判断されてしまうことがあります。
役に立たない理由② 費用に見合った効果を感じない
RPAを利用するためには、月々のライセンス利用料や、RPAによっては初期費用が発生する場合もあります。
しかし、その掛かったコストに対して「効果を計測する方法」を検討しておかないと「効果を感じない」「役に立っているかどうか分からない」といった声があがってしまい、RPAは使えないと判断されてしまうことがあります。
そのため、数値として測定できる「業務時間の削減工数」や「残業時間」だったり、定量的には計測できませんが「従業員のモチベーション状況」だったり、どういった項目に対し効果を計測するのかを導入前から検討しておきましょう。
正しい費用対効果の計測方法については、以下の記事でも紹介していますのでご覧ください。
役に立たない理由③ 自動化する業務の選定が難しい
RPAは「人の判断」が必要になるような不定形な業務の自動化には向いていないなど、いくつか自動化するための条件が存在するため、業務の選定が難しいケースがあります。
しかし、RPAは導入すれば簡単に自動化できるというイメージがあるため、期待値とのギャップから役に立たないと思われてしまうケースがあります。
そうならないために、自社の業務を洗い出し、どんな手順で処理するのか可視化しておきましょう。
そうすることで、どの業務にRPAが適用できそうか判断できるだけではなく、RPAの適用範囲も明確になるため、導入前には必ず実施することをおすすめします。
他にも、RPAツール販売元が提供している支援サービスの一つとして、業務選定のアドバイスなどもありますので、そちらを活用するのも一つです。
役に立たない理由④ 使いこなすには時間がかかる
RPAは、基本的に「プログラミング知識は不要」と言われることが多いですが、RPAツールによっては、多少のプログラミングやITの知識が必要になることがあります。
そのため、実際に操作してみると想定しているよりも難易度が高く、使いこなすまでに時間がかかってしまうケースがあります。
RPAは多くの製品がリリースされているため、導入前には無料トライアル期間などお試し操作を実施し、自社にあったツールなのか、習熟度は問題ないかなどを確認しておきましょう。
導入の効果を得やすい企業
RPAの導入効果を得やすい企業かどうかは、自社の業務が「RPAが持っている特性」にどれだけマッチしているかが重要になります。
では、その特性とはどんなものなのか、主な3つを挙げて解説します。
特性①:一定のルールで処理する業務であること
RPAは作業手順が明確で、一定のルールで処理を進めるような業務の自動化に向いています。
その背景にはRPAの仕組みが関係していて、作業を自動化する際は、ツール側で準備されている操作パーツ(クリックやファイルを開くなど)を組み合わせて、あらかじめ作業手順通りに設定していきます。
その設定されたシナリオを実行することで作業が自動化されるため、A処理の次はB処理と設定していたが、実はA処理の後にC処理が必要だったと言われても臨機応変に対応することはできません。
そういった仕組みであるため、想定外が発生しづらい定型業務へ自動化を適用する必要があります。
特性②:単純な繰り返しを必要とする業務
RPAは、システムへのデータ入力、レポート生成など、同じ手順を繰り返すような業務の自動化が得意です。
また、人のようにミスを発生させることもないため、スピーディーに精度高く処理をすることが可能です。
また、RPAは業務時間外でも処理を実行することができるため、早朝や深夜に業務で必要となるレポートを作成を行い効率的に業務を進めることもできます。
特性③:大量のデータ処理を伴う業務
処理する対象が大量のデータであっても、RPAであれば人が実施するよりも早く、正確に処理を進めることが可能です。
普段であれば人海戦術で進めなければいけないような業務も、RPAであれば休むことなく処理を続けられます。
【挫折経験者や初心者必見】コード要らずでサポート充実の「MICHIRU RPAツール」がおすすめ
導入したものの、役に立たないと言われてしまうRPAですが『MICHIRU RPA』であれば、導入時の課題を解決し、貴社の生産性向上に貢献することが可能です。
特徴① 使い方がとにかく簡単
MICHIRU RPAは、専門的なプログラミング知識がなくても利用できるツールです。<
RPAソフトに、操作パーツが準備されているため、あとは普段行っているPC操作を、リストから順番に選択するだけでOKです。
作成後は稼働ボタンをワンクリックするだけで、自動的に業務を進めることができます。
特徴② 専門スタッフによる充実サポート
難しいとされている自動化対象業務の選定アドバイスや、オンライン操作勉強会などのセミナー開催など、MICHIRU RPAを安心してご利用いただくための伴走型サポートをご用意しております。
そのため、導入後に発生しがちな「どの業務にRPAを適用すれば良いか分からない」といった状況も、専門スタッフによりサポートし解決いたします。
特徴③ 費用対効果を感じやすい料金体系
機能性や拡張性が格段に優れているデスクトップ型RPAにも関わらず、業界最安の金額で提供しています。
シンプルな料金プランのため、費用対効果を計測しやすく、RPAが役に立たないと言われてしまうケースを未然に防ぐことが可能です。
これから、RPAの導入を検討されている方は、導入に手間がかからず、操作も簡単な『MICHIRU RPA』を、ぜひご検討ください。
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役に立たないと決めつける前にまずはプロに相談
今回の記事では、RPAが役に立たないと言われてしまう理由や事例について解説をしました。
RPAが自動化できる業務には傾向があり、その特性をしっかり理解しておくことで「役に立たない」といった状況を未然に防ぐことができます。
また、RPA導入を検討する際には、役に立たないと決めつけてしまう前にプロに相談してみましょう。
『MICHIRU RPA』であれば、導入前に相談やレクチャーといった時間を設け、お客様の立場にたったアドバイスを実施していますので、ぜひご検討ください。
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