【価格まとめ】RPAツール「Power Automate」の料金体系や機能を徹底解説

Power Automateは月額いくらかかる?プランごとの価格や特徴を抑えよう

【価格まとめ】RPAツール「Power Automate」の料金体系や機能を徹底解説

Power Automate(パワー・オートメイト)は、定型業務を自動化できるRPAツールです。

これはMicrosoft社によって開発されたRPAツールであり高性能かつ、手頃な価格で導入できることから、多くの企業や組織において導入されています。

本記事ではRPAツール「Power Automate」の料金体系や機能について解説します。

目次

Power Automateの価格について

Power Automateの価格について

Power Automateには、「Power Automateプレミアム(以下プレミアム)」と「Power Automateプロセス(以下プロセス)」の2商品があります。

どちらも月額制をとっており、それぞれ細かい部分において異なる点が生じます。

プレミアム版とプロセス版の違いについては次章で詳しく解説します。

【プラン別】Power Automate 価格表

以下はプレミアム版とプロセス版の価格と機能の比較表です。

プレミアム プロセス
月額料金 2,248円/人 22,488円/ボット
契約単位 ユーザー単位 ボット単位
アテンド型実行(有人デスクトップフロー)
非アテンド型実行(無人デスクトップフロー) ¥(ボットごと)
タスクマイニング
Microsoft Dataverse 250MBのデータベース容量
2GBのファイル容量
50MBのデータベース容量
200MBのファイル容量
AI Builderのサービスクレジット 5,000

※2024年4月現在

【拡張機能の価格】Power Automateアドオン

拡張機能であるPower Automateアドオンの価格は以下の通りです。

アドオン名 価格 概要
ホスト型 RPA 32,233円/ボット ホスト型コンピューターオプションでRPAをサービスとして実行
AI Builder 74,962円/テナント カスタムモデルまたは事前構築済みモデルでフローにAIを導入
Process Mining 749,625円/テナント プロセスの問題点を見つけ、プロセスを視覚化、分析し、改善の機会を特定して最適化

【無償版もある】Power Automate Desktopとは?

「Power Automate Desktop」というWindowsユーザー限定で無償で利用できるRPAツールも存在します。

これはWindows11以降のOSに標準搭載されているRPAツールであり、ご自身でダウンロードをする必要はありません。

Power Automateはクラウドフローであるのに対し、Power Automate Desktopはデスクトップフローで自動化がされます。

前者は各種クラウドサービスと連携が可能ですが、後者はPCのデスクトップで行われる作業のみ自動化が可能です。

また、組織間で使用できる有償版もあり、以下の表は価格や追加で利用できる機能をまとめたものです。

Power Automate Desktop 無償版 有償版
費用 0円 5,000円/月
作成したフローの共有 ⚪︎
クラウドと連携した自動実行 ⚪︎
フローの集中管理や実行状況の確認 ⚪︎
他サービスとの連携 ⚪︎

企業や組織では無償版だと機能として不十分と感じる場合があると思いますので、有償版を検討することをおすすめします。

Power Automateプレミアムとプロセスのプランの違いを解説

Power Automateプレミアムとプロセスのプランの違いを解説

本章ではPower AutomateプレミアムとPower Automateプロセスの違いについて詳しく解説していきます。

Power Automateプレミアムとは

前章でも述べましたが、プレミアムプランの契約単位はユーザーです。

すなわち、利用する社員が10人いれば10人分の契約が必要になるということです。

プレミアムプランではライセンスを与えられた社員は無制限にフローを作成することが可能です。

Power Automateプロセスとは

プロセスプランでの契約単位はボットごとに契約する形となります。

プレミアムプランとは違い、フロー単位で割り当てることにより、組織の全ユーザーがこのフローを利用できます。

プロセスプランでは非アテンド型実行ができる環境が備えられているため、ボットがフローを実行することに重きを置いたプランであると言えます。

アテンド型と非アテンド型

アテンド型実行とは、有人デスクトップフローとも呼ばれており、ユーザーがPCにログインしている状態で実行することを指します。

非アテンド型実行は、ユーザーがPCからサインアウトした状態でも実行が可能な方式のことです。

プレミアムプランではアテンド型実行ができ、非アテンド型実行ができません。

プロセスプランはその逆で、非アテンド型実行のみできる仕様となっています。

タスクマイニング機能

タスクマイニングとは、組織がユーザーのデスクトップで単独、または同僚と共同で実行するタスクの詳細な手順を自動で取得できるようにする技術です。

タスクマイニング機能を利用することで、タスクの実行中によく起こる失敗や自動化できるタスクを特定でき、業務効率化やコストの削減に役立ちます。

プレミアムプランにはこのタスクマイニング機能がついており、プロセスプランにはそれがありません。

RPAツールの導入は価格や機能、操作性の比較を

RPAツールの導入は価格や機能、操作性の比較を

2010年代以降、日本においてもRPAやDX化といった業務効率化が推進されるようになり、魅力的な機能を持ったRPAツールが多く普及しましたが、それらは製品ごとに異なる特徴を持っています。

企業においてはRPAツールを導入する上で何を重要視するか(種類、操作性、サポート、運用管理、価格等)の指針は定めておきたいところです。

RPAの製品知識や、関連する情報をより多く持つことで自社に合った最適なRPAツールを選定することが可能になります。

下記の記事ではおすすめのRPAツールを種類別にまとめており、ツールを比較する上で見るべき注意点にも言及しています。

RPAツールに興味を持った方はぜひ参考にしてみてください。

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