RPAは、費用を抑えた小規模な製品から、高額ながらも大規模展開(一元管理)できるタイプもあるので、自社に見合ったツール選びが重要です。
この記事では、RPAツールの「導入費用内訳」や「費用相場」について、詳しくご紹介していきます。
後半には、RPAの導入費用を抑えられる「補助金制度」と「ツールの選定ポイント」も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
RPAツールの導入費用内訳
RPAツールの導入費用は、ベンダーが提供する料金プランによって異なるので、他社比較をするためにも、利用料の内訳を知っておく必要があります。
ここからは、RPAツールの導入費用内訳について、詳しくご紹介していきます。
初期費用
RPA導入時には、月額利用料や年間利用料とは別に、手続き・操作サポート・設定に対する費用として、初期費用が発生する場合もあります。
今現在、RPA初期費用の相場は、10万円〜50万円前後ですが、なかには「無料」のツールもあります。
初期費用の比較表
初期費用 | |
---|---|
MICHIRU RPA | 10万円 |
BizRobo! | 20万円〜50万円 |
EzRobot | 0円 |
Coopel | 0円〜20万円 |
EzAvater | 0円 |
ASTERIA Warp | 0円 |
アシロボRPA | 20万円 |
RoboTANGO | 10万円〜15万円 |
ロボオペレータ | 0円 |
CELF | 0円 |
※Coopelについては6月からの改訂料金
月額(年間)利用料
RPAは、導入して終わりなのではなく、月額または年間の利用料が別途発生してきます。
月額(年間)利用料は、ツールごとに異なりますが、月額にして5万円ほどの製品もあれば、50万円を超えるものもあります。
月額(年間)利用料の比較表
月額(年間)利用料 | |
---|---|
MICHIRU RPA | 月額50,000円 / 月額100,000円 |
ロボパットDX | 月額44,000円 / 月額132,000円 |
BizRobo! | 年間600,000円〜年間7,920,000万円 |
EzRobot | 月額50,000円 |
Coopel | 月額5,400円(1ユーザー) |
EzAvater | 年間750,000円〜 |
ASTERIA Warp | 月額30,000円〜 |
アシロボRPA | 月額50,000円 |
AUTORO | 月額50,000円〜 |
WinActor | 年間300,080円 / 年間1,098,680円 |
RoboTANGO | 月額50,000円 / 月額80,000円(1ライセンス) |
batton | 月額148,000円 |
マクロマン | 0円 |
CELF | 年間16,560円 / 年間21,000円(1ユーザー) |
サポート(導入支援)費用
RPAを導入する際は、サポート(導入支援)費用が料金プランに含まれているのかを、あらかじめ確認しておく必要があります。
なぜなら、RPAツールの中には、 エラー時の対応や、不明点に対するレクチャーを別途請求する場合もあり、割高になるタイプもあるからです。
サポート(導入支援)費用の比較表
導入サポート | |
---|---|
MICHIRU RPA | 月額費用50,000円:メール / チャット / 勉強会付 月額費用100,000円:+月4回のリモートサポート付 |
BizRobo! | 年間費用600,000円〜:オフラインでの支援も可能 |
EzRobot | 月額費用50,000円:オンラインによる対面サポート付 ※回数制限なし |
マクロマン | 別途月額費用:40,000円 ※最低契約6ヶ月 |
ロボオペレータ | 月額費用は要問い合わせ チュートリアル動画 / サポートデスク / 回数無制限のオンライン相談会付 |
ロボパットDX | 費用は要問い合わせ 3ヶ月導入支援サポート付 |
運用・保守(メンテナンス)費用
RPAツールのなかには、運用・保守(メンテナンス)費用を含んでいるタイプもありますが、別途費用が発生するものもあります。
運用・保守(メンテナンス)費用が含まれていない場合は、エラーなどが発生した際、復旧に膨大な費用が発生する可能性もあるので、あらかじめ確認しておく必要があります。
【種類別】RPAの費用相場
RPAは、大きく分けると「デスクトップ型」「クラウド型」「サーバー型」の3種類で、それぞれ特徴が異なります。
ここでは、3種類(デスクトップ型 / クラウド型 / サーバー型)の特徴と、費用相場について、まとめています。
RPAの費用相場
デスクトップ型 | クラウド型 | サーバー型 | |
---|---|---|---|
導入費用 | 低価格 (〜10万円前後) |
低価格〜高価格 (10万円〜30万円前後) |
高価格 (20万円〜100万円前後) |
規模感 | 小〜中規模 | 小規模 | 大規模 |
導入ハードル | 低 | 中 | 高価格 |
RPAの設置場所 | 特定のパソコン(1台ずつ) | クラウドサーバー | 自社のサーバー |
セキュリティ | 中 | 低 | 高 |
RPAの導入費用を抑えられる補助金制度
ここまでは、RPAツールの「導入費用内訳」や「費用相場」について、比較してご紹介してきました。
ここからは、RPAの導入費用を抑えられる「補助金制度」を解説していきます。
IT導入補助金
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者の生産性向上を目的に、業務効率化を実現するITツール導入支援です。
IT導入補助金制度を活用するには、所定の審査が必要ですが、資金を返済する必要がないので、経済的なリスクや導入コストを抑えられます。
IT導入補助金2025
画像出典:IT導入補助金2025
電話問い合わせ : 0570-666-376
※受付時間 9:30〜17:30(土・日・祝・年末年始を除く)
導入ステップ
IT導入支援事業者と共同作成
交付決定通知
- 詳しくはこちらから
小規模事業者持続化補助金
画像出典:小規模事業者持続化補助金(一般型)
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が制度変更などに対応するため、経営状況を見直し、持続的な経営計画に基づく販路開拓の一部を支援するものです。
小規模事業者持続化補助金を活用するには、所定の審査を行いますが、返済する必要がないので、経済的なリスクや導入コストを抑えられます。
電話問い合わせ:03-6632-1502
※受付時間 9:00〜12:00 / 13:00〜17:00(土・日・祝・年末年始を除く)
ものづくり補助金
画像出典:ものづくり補助事業公式ホームページ
ものづくり補助金は、正式名称「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」で、中小企業や小規模事業者を対象とした支援です。
ものづくり補助金を活用するには、所定の審査を行いますが、原則返済する必要がないので、リスクやコストを抑えられます。
電話問い合わせ:050-3821-7013
※受付時間 10:00~17:00(土・日・祝・年末年始を除く)
費用面以外でRPAツールを選定するポイント
ここまでは、RPAの導入費用を抑えられる「補助金制度」について、詳しくご紹介してきました。
ここからは、費用面以外でRPAツールを選定する「ポイント」を解説していきます。
無料トライアルの有無
トライアルは、実際に利用した感触などを参考に、ツールを選ぶことができるので、利用開始後のミスマッチを防ぐことができます。
無料トライアルは、費用面でのリスクもなく、コストを抑えられるので、有償タイプのツールよりおすすめです。

サポート体制
RPAのサポート体制は、ツールごとに異なってくるので、選定時に「充実度」や「費用面」などを確認しておくと良いです。
具体的なサポート体制は、以下のような内容になります。
- メール
- チャット
- 操作勉強会
- リモートサポート
- チュートリアル動画
ツールによっては、サポート体制の充実度によって、料金プランが変動するため、どこまでのサポートを必要とするのかもポイントです。
費用対効果
RPAツールを選定する際は、自動化の効果と、自動化にかかる費用を比較し、費用対効果が一番出やすい製品選択がポイントです。
RPAツールは、ライセンスの付与数によって利用料が異なるので、後に割高にならないためにも、理想とする規模感までを想定した費用で、見積もりをとる必要があります。
RPA導入費用に関するまとめ
本記事では、RPAツールの「導入費用内訳」「導入費用を抑えられる補助金制度」「費用面以外での選定ポイント」について、詳しくご紹介してきました。
RPAの利用を検討する際は、費用相場を参考にしながら、自動化しやすいツールを検討してみてはいかがでしょうか?
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